嬉しいことがありました^^!
「月間俳句」3月号で星野立子賞が発表されていました。
受賞された高田正子さんの句集「青麗」を本日手元に届けていただきました。
自費出版の為、本屋さんは勿論、出版元の角川出版にももう在庫がありませんでした。
毎月、色々な俳人さんの句集が発表されています。
一体何を読んだら良いのかも判らず、またこれと言って好きな俳人さんもいないので
どなたかの句集を手元に置くと言うことは今回が初めてのこととなりました。
高田さんの句はどれも目から鱗のようでございます。
「父に湯たんぽ父に家捨てさせて 高田正子」 星野立子賞の中の1句です。
誰にでもある人生の一こまに「湯たんぽ」を登場させて簡潔に終わっています。
しかし、何も感情は書かれていないのに、一編の短編小説を読みあげたような錯覚に陥りました。
これぞ、私の求めてきた人事俳句。
もっと高田さんの俳句を拝見したいものだという衝動にかられました。
それで、句の先輩でもあられ、ここにもコメントくださるKUMIさんが
高田さんと同じ句会に属していらっしゃることもあって
直接高田さんにかけあってくださいました。
そして、本日、高田さまご本人から直接送っていだきました。
直筆のメッセージまでいただいて。
これは句集と共に宝ですね^^v
東大卒のエリートさんでありながら決してその知識や学歴を見せびらかさない方だそうです。
謙遜な方ですね、またお一人尊敬させていただく方が増えました。
「あとがき」にはこう書かれていました。
「・・・人生八十年となった今日、まだまだ慌てうろたえ、あっと驚くことがあるでしょう。その都度大騒ぎしそうですが、魔法の杖のようにさっと俳句を取り出して、愉快に進んでいきたいものです」
と締めくくられていました。
まさに、今の私にぴったりのお言葉で、もし、俳句の神様がいらしたとしたら
きっとその神様のお導きかと胸を熱くして拝読させていただきました。
この本を薦めてくださったKUMIさんの洞察力には脱帽と共に感謝しています。
ありがとうございました。
あぁー今夜は眠れそうにありません^^♪