=くまたんの不思議な時間旅行=
パート2(ちょっと桃色遊戯編)*****
時は一日遡った深夜
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街は静かな眠りについています。
ゴーーーと爆音と共に、眩しいピンク色の煙を噴射して
巨大な飛行物体が着陸しました。
それは艶めかしい唇型の形をしていました。
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静寂を破る閃光
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眠りから覚めた人々は一斉に外へ飛び出しました。
しかし、遠く丘陵にわずかに光が見えるだけです。
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何事もなかったように静寂を取り戻したのでした。
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街のメインストリートを歩くまたん。
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目に入るすべてのものが物珍しく
華やかで煌びやかで活気が溢れています。
「まずはとうちゃんの靴を買わなくちゃ」
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何軒もの店を回りましたが
「その様なお色は置いておりません」の返事。
がっかりして肩を落としてトボトボ・・・・・
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すっかり疲れてしまいました。
「お昼ご飯を食べて一休みしよう」
しばらく行くと、マグドナルドが目に入りました
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しかし、くまたんはファストフード店は初めて。
注文の仕方がわかりません。
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緊張で思わず両手を腿のあたりでパタパタ
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もじもじ、せわしなく手が顔にいき、汗ばんできました。
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ぐぅ~。お腹が鳴るし喉はカラカラです。
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その時、先ほどの家族が入ってきました。
まさに天の助けとはこの事。
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楽しいひと時はあっという間に過ぎていきました。
くまたんは森の住所を書いて渡しました。
願いを込めて・・・・・「また逢えるね」
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くまたんが忘れたサインペンがテーブルに転がっています
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「これは・・・ジョニーの・・!!」
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ジェリー爺には見覚えのあるサインペンでした。
「このペンは確かに私がジョニーに渡したペンだ」
あわてて後を追うジェリー爺
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数メートル先にくまたんが歩いています。
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その時、ジェリー爺の体をかすめ、けたたましいブレーキ音を響かせて急停車。
ドアを開くと、くまたんの腕を乱暴に掴み、車の中に引きずり込ん込みました
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立ち尽くすジェリー爺。
男の本能を呼び覚ますかの様な魅惑の香り
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グラマラスな女性が微笑みかけました。
優しく柔らかく、そして熱い吐息を吹きかける
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そして、くまたんに自分の唇を重ねました。
ここはどこだろう?
ぼんやりとした頭が次第に目覚めてきました
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思わずパンツを確認し「無事か????」
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目の前に女性が全裸に近い姿で
誘う様な淫らな姿で見つめています
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「目が覚めたようね。二人で熱いシャワーを浴びましょう」
「私はエリーズ。あなたと私の官能の旅の始まりよ」
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あなたの事アルバートと呼んでいいかしら?」
青縞のパジャマを手渡し、両手で顔を挟みました。
「これに着替えるのよ。でもパジャマは必要ないかしら?」
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一糸纏わぬ姿でシャワールームへ消えました。
「いけない。逃げなくては」
“ぶるるん”と身震いをして我に返るくまたん
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あたりを見回し逃げ道を探します。
ドアは開きません。
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逃げ道は飛び降りるには高すぎる窓だけです。
思い切って窓から“ひとっ跳び”
「wawawaーーーーーーo!」
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くまたんは走りに走りました。
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こんなに走ったのはいつだっただろう。
地下鉄のホームだったか
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背後から“カッカッカッ”と靴音が聞こえてきます。
鬼のような形相のエリーズが追いかけて来ます
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その時!くまたんにハイヒールを投げ付けた!
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命中ならず。
目の横をかすめました。
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「ダメだ・・・・捕まる。」
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絶体絶命かと諦めかけた時、目の前にジェリー爺が現れました
「くまたん!こっちだ!」
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そして、スキッパーが追いかけてくるエリーズを
スコップで叩いた
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もんどりうって転がるエリーズ
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「やった!。やった!」
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悔しがるエリーズを残し、大急ぎでその場を離れました。
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道端に倒れたエリーズは悔しさのあまり
手にした小石を砕かんばかり握りしめました
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「大丈夫かい?」エリーズは声をかけられました。
4人の子供を連れた山羊ひげさんが立っていました。
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「その足では歩けないだろう?送ってあげよう」
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山羊ひげさんは背中に乗せて家まで送って行きました。
「うんしょっ!うんしょっ!」
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優しい山羊ひげさんに心を打たれたエリーズでした
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ちっとも似てない・山羊ひげピット
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その夜くまたん達はホテルの部屋に居ました。
くまたんはハイヒールが当たった右目の横が×の傷になっています。
「くまたんはジョニーに違いない」
もうそれは確信より事実でした。
ジェリー爺は今までの事の経緯を話しました。
しかし、森での暮らししか記憶にありません。
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翌日、くまたんの為に否、ジョニーの為に皆で靴を探す事にしました。
やはり・・・見つかりません
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それなら白い靴に絵を描くことにしました
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くまたんは絵を描くのが得意だったのです。
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「くまたんと森で暮らそう」
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森まで付いていくことにしました
バス停で森へ帰るバスを待つ5人
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そこへエリーズの車が停まりスーっと窓が開きました。
エリーズのくちびるが開き・・・・・・
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To be continued