ブラックスキャンダル、2/24現在で6ちゃび。
すっくないわ~。
早いとこ、観ないと昼間の時間が無くなってくる。
とりあえず、26日までは昼間の時間帯があるんですけどね。
以前は同じ映画を数回観るなんて考えなかったなぁ。
映画って何度観ても、新しい発見があるんだよね
試写で初めて観た時は登場人物と名前がリンクせず
ストーリーも消化出来ない状態。
さすがに6ちゃびともなると、それはない。
原作本とパンフレットで、人間関係とか名前も馴染んできた。
バルジャーの極悪非道ぶりの背景もわかっているので映画の中でイメージが倍増。
裏切者は許さない・・・・それはまだ理解できる。
しかし、
一般市民の夫婦が営んでる酒屋を容赦ない手を使い乗っ取る。
殺した死体は歯を抜いて埋める。
映画の中でも「歯をぬいて~~」バルジャーが言ってますよね。
実際、遺体が出てきても、歯がないので身元判明に時間がかかっています。
あのフレミの継子のデボラも歯がなかった。
映画ではバルジャーがFBIと協定を結びますが、
実際はそれ以前からフレミはボストンFBIの密告者であった。
フレミは人当たりがよくて、知り合いが多かったので情報も入りやすかった。
驚きですよね。
コノリーやモリスもバルジャーから多大なる金品を受け取っていた。
旅行に行くとなるとチケットを取ってもらう。
高級ワインを箱単位で届けてもらう・・・・
ほんと腐った関係ですよね。
FBIは密告者と付き合いを禁止していたが
バルジャー・フレミ・コノリー・モリスには適用されなかった。
とは言え、会食などは尾行をまいて夜中とかにしていた。
州警察はFBIとバルジャーの関係を調べてはいたんですけど。
バルジャーの悪行は全部、コノリーが握りつぶして無きものにしています。
出世欲、名誉欲にかられるモリスは「コノリーに好かれることが重要」と
コノリーをカバーするようになったんですね。
最初は恐る恐るだったのが、だんだんと大胆になっていき墓穴を掘った。
こういった細かい背景や心理描写は映画では描き切れないですよね~。
で!
ジョニー演じるジミーのアイスブルーの「眼」
常に相手の心の中までも見透かす射るような眼。
やはり・・・ジョニーの眼力は逸品。絶品。←言い尽くされてるけど
鬼ちゃん~。怖
それにしても、
ゴールデングローブ賞、アカデミー賞のノミネートに落ちたのか憮然。
コノリー役のジョエル・エドガートンも助演男優賞クラスだと思う。
ところで、映画の中で「カマ野郎」って何回か出てくる。
パンフレットの中に
同性間の社会的な絆「ホモソーシャル」と言う言葉があるが
サウシーでは他の地域以上に男同志のホモソーシャルな連帯関係が際立ち
主人公の運命を変えていくことになる。
これなのかな。
パンフレットを熟読して、今一度、いやいや、数回観に行きたいと思ってます。
Black Mass Opening Title - Tom Holkenborg