シザーハンズをスクリーンで観ました。
ジョニーの初期の作品をスクリーンで観るのは初めて。
それも、ティムとのコンビのスタートの作品。
『感動・ただ感動』エドワードに逢えてよかった。
思えば
初めて買ったサントラが
初めてレンタルしたDVDが
初めてオークションで買ったパンフレットが
初めて買ったフィギアが
シザーハンズでした。
映画の中でエドワードが喋ったのはたったのこれだけ・・・
ストーリー展開に合わせてセリフを紹介します。
----お城で-------------------------------------
Don't go.
I'm not finished.
He didn't wake up.
Edward.
-----ペグの車で家へ・見る物がすべて------------------
I'm sorry.
-----家に着いて---------------------------------
Thank you.
Really?
------家族で夕飯------------------------------
Yes?
Sometimes.
Thank you.
-----エメラルダがやって来て--------------------
We're not sheep.
-------バーベキューの準備をお手伝い-------------
Myself.
-----近所の人を招いてのバーベキュー-------------
Play scissors what?
I did?
sisikababu-----?? si-si--kaba---bu--?
----キムが帰り大騒ぎの夜、お酒を飲まされ--------
What is it?
Glands?
----------ジョイスの庭で---------------------
Lemonade?
Oe---
---- キムの友人らと夕飯--------------------
Kim!
I'm sorry.
---エーボンの社長に電話するペグ-----------
She had some ideas.
-----手を研ぎに来てキムを見かけ-----------
Bye.
No.
-----テレビ出演----------------------------------
The friends I've made.
I'd like to meet him.
Yes, I know.
------美容サロンにて-----------------------------
Peg could sell cosmetics.
Yes.
I like that one.
------レストランで-------------------------------
Sorry I'm late.
Mrs Monroe showed me where the salon will be.
You could have a cosmetics counter.
Then she showed me the back room where
she took all her clothes off.
The bank?
-------ジムの悪巧みにはめられ-----------------------
This person stole from you.
Tell his parents and they'll make him give it back.
------警察から戻りキムと------------------------
You're welcome.
I knew it was Jim's house.
Yes.
Because you asked me to.
-----ビル(パパ)がお説教-----------------------
Give it to my loved ones?
----クリスマスの飾り付け------------------------
Again?
Kevin, want to play scissors, paper,stone?
why?
------パトカーに追われ---------------------------
police!
------キムのもとへまいもどり-------------------------------
Are you OK?
Where is everybody?
I can't.
-----車に轢かれそうになったケビンを助ける--------
Kevin!
Are you OK?
I'm your friend.
Kevin.
-----お城へ逃げたエドワード・別れ-------------------
They're coming?
Did I hurt Kevin?
Goodbye.
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如何ですか?
エドワードのセリフはこれだけです。言葉というより単語。
相手を誹謗する言葉はありません。
ジョニーが体全体、はさみの手で、心の動きを表現します。
秀逸なのは目の演技。
言葉のないセリフに私達は、エドワードの心の中を見ます。
息づかい、影でさえエドワードが訴えかけてるようです。
-------心に残るシーン------------------------------------
オープニング 街を見下ろす窓辺に佇むエドワード。
エドワードは今も、愛するキムを想い続ける。ずっとずっと・・・・・
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「お前には少し早いがクリスマスプレゼントだ」
わたし、ここで一番泣きました。
エドワードが「喜び」を知った瞬間・・・直後に知る「悲しみ」
お城で暮らしていれば、知らずにすんだであろう「怒り」・・・
エドワードは自分を陥れたジムへの怒りではなくて、
愛する者を傷つけられた事への怒り・・・いえ悲しみなのかもしれません。
だから、最後まで自分を裏切った人を傷つけようとはしなかった。
アイスダンス
クリスマスに近い夜、一心不乱に氷を彫刻しているエドワード。
削った氷が雪になりキムに舞い落ちる。キムは雪の精になって踊る。
それは、エドワードとキムが二人で踊るアイスダンス・・・・一つになって。
エドワードの心臓はハート型のクッキーで出来ています
とても壊れやすくて繊細・・・・・。そしてsweetなのかな?
純粋無垢で生まれたての赤ちゃんみたいな心。
そんなエドワードが少女に恋をした時、それは
悲しみも、喜びも、怒りも、哀しみも知ることになる。
でも、愛する事、愛されることを知ったエドワードは幸せだと思う。
お城で一人でいても一人ぼっちではないはず。
いつもそばにキムを感じるから。
ラスト、お話の最後にキムはこう言います。
if he weren't up there now, I don't think it would be snowing.
Sometimes you can still catch me dancing in it.
私の上に舞い散る雪もきっと、エドワードが降らせてるんだと思います。
エドワードの雪で、人々の心に宿る穢れを流すように・・・
*****ティムがばらしちゃいました***********
ジョニーの眉は剃らなかったよ。
眉を剃るのは怖い・・・・特殊メークで隠した。
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可哀そうにジョニーはこのテイクを20回やった。
撮影中に彼は2回吐くハメに。
こことラストで走るシーンだ。
その2つは知ってるよ。
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ラスト、警察から逃れるシーン。
これでジョニーは吐いた。
テイクは6回。
ひたすら彼は走りっ放し。
6回目は彼は戻ってこなかった。
茂みで吐いていたのさ・・・(笑)
2つは知ってるよ・・・って言ってるけど、この過酷な撮影だから、
ティムが知らないだけかもね。
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エドワードを演じるため、ジョニーは10k減量し
はさみの手を実際に付けて生活し役作りをした。
撮影に現れたジョニーの顔には本物の傷をつくっていた。
ホントは、はさみの手は遠隔操作で動かすはずだったのが
「自分でやってみたい」とジョニーの希望で変更されたそうです
そのおかげで、はさみの動きは殆どがジョニーの演技だった
フロリダの気温は38度を超え、湿度もある中
黒い革のボディスーツ、手にははさみ、かつら。
おまけに顔の傷跡はレイテックス製のものを貼付け,
毎日2時間かけてメイクを施した。
トイレに行くのも一苦労なので水分を取るのも我慢した
そんな・・・脱水症状おこして倒れちゃう
実際、気分が悪くたって、弱音はかなかったんだろうし。
ティムだって最初は「演技はへたくそだけど目に惹かれた」
ダニー(作曲)も「たかがテレビの俳優・・・」が
それが、一瞬にして魅了してしまったジョニーの演技。
共演者までもが惹きこまれたそうです。
まさに、ティムが見抜いたジョニーの魅力が開花したんだね。
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まつげの長さに改めて・・・・
画像では確認しにくいけどほんとバッサバッサ!!
この時のジョニーのまつげは茶色っぽく感じる。メイクなのでしょうか?
ティムが描いたエドワード
老博士役のビンセント・プライスはこの映画が遺作となりました。
ティム同様、1993年に亡くなるまで交流が続きました。
ジョニーにとっては父親的存在だったようです。
ビンセントはジョニーにこの世界の厳しさを教え
「絵などのアートを買いなさい」と助言したそうです。
今も、その教えを守ってますよね。
今のジョニーの素晴らしさ、輝きはこうした人生の先輩との交流が
大きく左右してると思います。
勿論、ジョニー本人の人間性は言うまでもないけど。
今回の「午前十時の映画祭・何度見てもすごい50本」で
シザーハンズが選ばれた事に感謝
そして「選ばれて当然だ!」って思いました
これから上映が予定されてる地域の方は
是非、何度でも足を運んでご覧になって下さい。
黄金コンビのスタートの「ティムジョニーの感動の映画」ですから。
ジョニー&ティムのインタビュー番組です。
ジョニーもティムも若いですね。
ジョニーの足の組み方って変わらない。ティムの足の崩し方も笑えます。
Johnny Depp & Tim Burton Interview - Arsenio Hall 1990 (FULL INTERVIEW)
シザーハンズの舞台になった街はこんな所だよ。