WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

一人の知恵 「道をひらく」松下幸之助 より

2011-09-26 21:36:12 | チームや組織、どうしたら機能する!?
ビジネスマンの方ならば
みんな知っている「道をひらく」。
私も自分の机の上に常備。迷ったときに紐解くと、
必ずヒントがみつかります。

よくよみかえす部分は
「一人の知恵」というところ。

「おたがいに神様ではないのだから、
一人の知恵には限りがある。
(中略)
わからぬことは聞くことである。
知らないことはたずねることである。
たとえわかっていると思うことでも、
もう一度、人にきいてみることである
(中略)
こちらに謙虚な気持ちがあるならば、
思わぬ知恵が与えられる。
つまり、一人の知恵が
二人の知恵になるのである。

二人が三人、多ければ多いほどいい。
衆知を集めるとは、こんな姿をいうのである。
お互いに、一人の知恵で歩まぬように
心がけたいものである」

(道をひらく 松下幸之助 PHP研究所)

賢い人、優秀な人ほど、
「すみません、教えてください」
「相談させてください」
ということに最近気づきました。

たとえ、自分がそのことに精通していても、
優秀な人、賢い人は、上がいることを、
他人から何かを学べることを知っているから、
上から目線で物を言わない、
というか、そもそも、そんな風には、
考えないのだと思います。

自分の頭で考えること、調べること、
勉強することは大切です。
それでもなお、それをしているからこそ、
ひけらかさず、謙虚にする。
そして
「お互いに学ぶ」「相手を尊重する」
「一人の知恵で進まない」
ことが大切なのだと、
時代を超えて、
松下幸之助さんは教えてくれます。

いま、仕事を進めていく上で、さまざまな知恵を
与えてくださる周囲の人、プロジェクトのメンバー、
また、学びと気付きと志と共に仲間たちに
心からの感謝をこめて。
(いつも有難うございます)

道をひらく
松下 幸之助
PHP研究所

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You get more than what you give.

2011-09-25 22:46:28 | 私らしく生きる。気づきと学び
以前枝廣淳子氏のセミナー聞いた

「肩書きや社名ではなく、自分何をしているか?
何を目指しているか、相手に何を提供できるか?
を自己紹介で話しましょう」
(TPO考えて)

という話をあらためて噛みしめるこの頃。

会社の看板ではなく、
「己は何者か?」
が本当に大切だと思います。

そして、良いネットワークを
つくるためには、
「まず与える」
ことがとても大切だということを、
そのときに教わり、
非常に役立っています。

日々仕事やさまざまな活動をしていて、
「ネットワークとは互恵」
だとあらためて強く感じます。

You get what you give.
You get more than what you give.

「与えたものは帰ってくる法則」

は絶対にある。

ただ、それは期待してするものではなく、
無私の心で与えてはじめて、
良いつながりが出来、
「結果的に」良いことがあるのだと思います。

NQ ネットワーク指数
マイケル・ダルワース
東洋経済新報社

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根をはろう。イチョウに思う

2011-09-25 20:27:57 | 私らしく生きる。気づきと学び
昨年、倒れた鎌倉の八幡宮の大イチョウが、
切り株から復活して、
その後も順調に育っているとのこと。

頑張って欲しいなと思います。

こちら大井の光福寺の大イチョウは、
相変わらず超元気です~。

こうやって葉が生い茂ると更に大きいなあ。
どんな生き物も、生きている限り生存競争があり、
ときに競い、ときに助け合いながら、
生命を育む。


そして、あの大きな樹木の下には、
たくさんの根がはっているのだと推察されます。

瑣事にとらわれず根をはろう。
たとえ、枝を折られようが、
幹だけになろうが、
根がしっかりはっていれば、大丈夫。

いまみたいなときは、根をはろう。

絶望の淵にある人を、真に救うのは「行為」だ。

2011-09-25 20:17:21 | 私らしく生きる。気づきと学び
以前雑誌の記事の中で、
こんな言葉があり、
心に刺さりました。

※※※

絶望の淵にある人を、
真に救うのは「情報」でも「言葉」でも、
ましてや「法律」や「ルール」などではない。
「行為」だ。

何をすべきかを論じているだけでは、
誰一人救えないのだ。

※※※





年間100万人の観光客が訪れる大内宿の ひたむきな努力

2011-09-19 21:35:34 | 私らしく生きる。気づきと学び
会津の大内宿にいってきました。



江戸時代に関東と会津を結ぶ下野街道の
交通の要衝だった大内宿は、宿場として、
また荷駄運送の駅所として賑わっていたそう。

いまは観光客で賑わっています。



会津藩主の参勤交代の際もこの街道を通ったり
由緒正しい場所のよう。
 
やがて、明治になり、日光街道
( いまの国道118と121号)が
大川沿いに開通すると、人、物の流れが新しい道路に移り、
大内宿は時代に取り残されていきました。

(´・ω・`)

しかし、大内宿は時代の波に取り残されたことによって、
奇跡的に茅葺きの家並みを残すことに。

昭和56年4月、重要伝統的建造物群保存地区に選定。
そして地元のみなさんの必死の努力により、
江戸時代の家並みや郷愁を望む、会津の名所となりました。



さて、大内宿と言えば「高遠そば」。
長ネギを箸がわりに用い、薬味をかねてご提供する。





我が家はこれを食べずに、
普通の十割蕎麦を食べました。(^^ゞ




「ネギを箸かわりに使う」
ことについての疑問は次回に持ち越されることに。

さて、大内宿は、以前も今も、
人を呼ぶ取り組みを熱心に行い、それが比較的成功
(それでも苦しいと思いますが)している場所です。

それでも年間100万人の観光客が集まる大内宿の
「生き残りをかけた、一生懸命さ」が、
強く心に残りました。

大内宿では、年配のおじさま方が炎天下で駐車場整理、
「来てくれて有り難うございます」
「良かったらまた来てください」




「楽しませていただき、こちらこそ有り難うございます。
応援しています」
と思いながら、過ごしました。

一方で、あちこちでこんな言葉もみかけ・・。



ここもまた被災地であるということを
強く感じました。



行きも帰りも蕎麦の花が綺麗でした。













〒969-5207
福島県南会津郡下郷町大字大内字山本43
0241-68-2932

東京湾を眺めながら、海辺の再生を願う

2011-09-11 16:49:27 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
海が見たくなり、お台場にある「潮風公園」まで
足を伸ばしました。
自宅のある大井町からは車でおおよそ30分。
暑すぎるので、ドライブで時間潰しをしようという作戦。

レインボーブリッジでぐるぐるまわったり、
お台場の町並みに興奮しながら、うきゃうきゃと
潮風公園に到着。




潮風公園は人気のお台場エリアにあり、
お台場海浜公園・船の科学館に隣接する海辺の公園です。



目の前には海が広がり、開放的な気分に浸れるのに加え、
船や飛行機が通るのを眺められるのも
ここならではの体験です。

それにしても東京湾は綺麗になりました。
キラキラした水面をみながら、
東京湾LOVEに浸ります。



そして頭をよぎる、原発に絡んだ、
海や空気や土壌の汚染問題。

少し話がそれました・・・。
植物や樹木が植えられているので、
今日のような暑い日でも逃げ場所があり
お子様連れにもお薦めです。







「なでしこジャパン」に憧れている次男。
ずっとサッカーボールを蹴りながら移動(^^ゞ
(君はなでしこにはなれないけどね~)



9私にとって第二のふるさとである東京湾は
多くの人の努力によってよみがえった海です。
その美しさ眺めながら
ふるさとの海辺を破壊された方々のことを
思わずにはいられません。

東北地方の海岸線が再生する日まで生きていたい、
できれば何かしたい。
東京湾を眺めながら、
被災地の海辺の再生を願った午後でした。


所在地 : 品川区東八潮一・二番
● 交通 : ゆりかもめ(新橋~有明)「台場」または「船の科学館」下車 徒歩5分
        JR「浜松町」から都バス(虹01系統)
        東京ビックサイト行き・国際展示場駅前行き・テレコムセンター駅前行き「台場」下車
        (財)東京都公園協会東京水辺ライン 「お台場海浜公園」下船 徒歩10分


駐車場(有料 TEL 5531-0951)
● 問合せ : TEL 5500-2455
潮風公園事務所 〒135-0092  品川区東八潮1,2


●付録

未来の「なでしこ」たち(^^ゞ



「目黒のさんま祭り」に宮古のサンマ

2011-09-04 19:08:05 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!




古典落語「目黒のさんま」にちなみ、焼きサンマを振る舞う
大好きなイベント「目黒のさんま祭り」。

毎年岩手県宮古市から、サンマをいただいているので、
今年のサンマがどうなるか気になっていたのですが。

津波の被害を乗り越えて前年と同じ
約7000匹を届けられたそうです。

宮古市の宮古港は津波で岸壁が壊れ、
水揚げ量も例年の半分程度となっているということですが、
「被災地が頑張っている姿を見せたい」
とのこと。

宮古のサンマが手に入るかどうかわかりませんが、
被災地の漁業復興を祈ります。

裸で感じて?東京港野鳥公園の自然生態園の小さな秋

2011-09-04 18:15:35 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
再び東京港野鳥公園の自然生態園へ。



淡水池や小川、田畑や原っぱ、雑木林など、
農村風景をモデルにした「なんちゃって里山」な
環境になっています。




なんちゃって水田では稲穂が垂れてきました。
秋だな・・と感じる風景です。






小川には、生き物がいるので、
うきゃうきゃと観察。





あーあーあー。




ドロドロになってしまいました。

次男なパンツ一丁になってしまったので、
タオルを巻いてあげました。



この服装?のまま、野鳥公園を一周。



つかれたーー。






3時間ほど裸で過ごしてしまいました。

(;゜ロ゜)

先週「夏の終わり」なーんて書いておいて、
まだまだ夏が居座りまくっているかんじですが・・・。

(無意味に白黒)



合掌。



そして、ちーさな秋。






若干狂いがちではありますが、
四季の移ろいは美しいです。





夏の終わりと小さな秋を
まさに裸で感じた次男は、
どんな夢をみてるかしら。





東京に住んでいると、ご飯がお米であり、
お米が田んぼでできることを
子供に教えそびれてしまいそうです。
田んぼをみて、あれがお米だな~と思えば、
私たちの食べ物が、
土や水の影響を大きく受けていることがわかりますよね。
小さな畑と田んぼをみて、私自身は、
土や水、大気と私たちの生活とのつながりを凄く感じました。
少しだけ説明したら、次男はだいぶわかったようでした。

いろいろなことが起こって、私たちははじめて、
きれいな土、水、空気のありがたさをいま、
感じています。

子供たちにも感じてほしいですね。!(^^)!

自分が大事だと信じる目的があれば

2011-09-03 20:18:44 | 私らしく生きる。気づきと学び
枝廣淳子氏の
「細切れビジョンでなんでもできる」
の中に枝廣氏が「天職」について
語っているところがあります。

「天職とは自分が大事だと信じる目的の為に、
自分の得意なスキルを用いて、
自分の好きなことを実行すること」

天職=好き×得意×大事

ここ数年、私はずっとこれを信じてきました。

また「大事」だと思うことを
成し遂げるためには、
ちょっと苦手なこともやらないとならない。

これも信じてきました。

「苦手だな~」「やだな~」
と思うことでも、
諦めずにじわじわ続けていくと、
なんとかできるようになるもんです。

一生懸命やっていると、周りも、
教えてくれるもんです。

「逃げさえしなければ、なんとかなる」
と最近つくづく思います。
(逃げないことは本当に大切!)

そして「権力」「お金」「名声」だけを
求めていくと、
仕事って続かないんじゃないかなあ、
おかしくなってしまうんじゃないかなあとも
思ってきました。

一方で「自分が大事だと信じる目的」があれば、
そのためであれば、人は強くなれるし、
そのための努力を続けることができると思うのです。

アンパンマンの歌の中に
「何のために生まれて、何のために生きるのか、
答えられないなんて、そんなのは嫌だ」
(「愛と勇気だけが友達だ」を突っ込まれる例の歌)
とありますが、私もアンパンマンと同意見。

だから、何が大切か、何をやるべきかを
常に自分に問い続けていきたいと思います。

少し話が飛びますが、
以前大きな会議でボスが

「助けを必要としている人がいる限り、
それにこたえなければならない」

という話をしました。

あのあと、仲間と

「そうだよね~」
「頑張らなきゃね~」
と話しました。

信じている目的の為に、
それを必要とする人の為に
しゅくしゅくたんたんと頑張ろう。

人間の心は弱いし、
いろんなもので傷つき、
ときに故障して
おかしなことになったりします。

人間ですから、失敗もするし、
それで凹むこともある。
みんな同じだと思うのです。

でも、やるべきことがあると信じている限り、
立ち直れるし、前に進んでいける。

年齢も性別も関係ない。

一センチでも一ミリでも、
自分の目標に向かって進んでいくことが
大切なのだと思います。


細切れビジョンで、なんでもできる!―夢を実現する自分マネジメントシステム
枝廣 淳子
サンマーク出版


幸せな未来のつくり方
クリエーター情報なし
海象社


Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2011年 09月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
マガジンハウス


それでも人生にイエスと言う
V.E. フランクル
春秋社

いつでも何度でも

2011-09-03 20:12:16 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
スタジオジブリ制作、宮崎駿監督で2001年に公開され、
国内興行成績を塗り替える大ヒットとなった
『千と千尋の神隠し』。

そのテーマソングの「いつでも何度でも」。
名曲です。



私は長男の保育園の卒園式で
この曲がピアノで流れて号泣しました。

「生きている不思議、死んでいく不思議…」

映画のなかで描かれた世界観にマッチすると同時に、
自然や人間や、それ以外の妖怪とかもののけとか、
とにかくすべてのもの??に対する深い洞察と、
すべてを包み込む包容力を感じます。

「失敗したなあ」
と思ったときに
「繰り返すあやまちの♪」と歌いながら、
空をみて、反省しながらその青さをあらためて感じたり。

でも人間って間違いなんかないよなとか思ったり、

長男の障害のことで悩んでいても、
「いや、落ち込むことはない、みーんな同じ」
と思えてしまうのですよね。


いつも何度でも (「千と千尋の神隠し」主題歌)
木村弓,木村弓,覚和歌子,久石譲
徳間ジャパンコミュニケーションズ

緑のカーテン2011・・・「想定外」と「制御不能」の中で。

2011-09-03 12:54:02 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
どんどんどんどん伸びる琉球アサガオが
制御不能になりつつ我が家。



入り口は、お化け屋敷みたいです。




涼しげ通り超して、
ジャングルの中にすんでいるみたい。



(絵が曲がっていますね。)(^^ゞ




でも、収穫は今年はやや少なめなんです。
ちょっとお仕事が忙しくて手入れをさぼったからかな。
生き物は正直ですね。
これから頑張ります~。



もっと見たい、収穫の舞。



この顔がみたくて・・・。



さて、少し真面目なお話。

日本人は(人間は?)暑さをしのぐために
さまざまな工夫をしてきました。

四季のある日本は「夏の支度」をします。
その支度のひとつが、
「植物を家のまわりに置く」ことです。
そのほかにも、
「簾を利用して風を通す」など、
「自然によりそうこと」で、夏とも折り合ってきた?

今年の夏(6~8月)の平均気温は、
統計を取り始めた1898年以降で
4番目の高さとなったそうです。

そんな正気の沙汰とは
思えない酷暑の中
「我が家は涼しかった」
と言ったら嘘つきです。



決して涼しくなんかなかった。
しかし「耐えられない」わけではなく
「だらだら過ごせば」なんとかしのげた。



緑のカーテンには、それくらいの効果は
あったように思います。
「夏と折り合える」
だけの効果はあったというかんじ?





何より・・・・。
30階のビルの中に押し込められ、
想定外の連続にきりきりまいして
発狂寸前だったこの春~夏(^^ゞ
土と触れあい、汗をかく時間が、
私を正気に戻した(?)ように思います。



子供たちも、
そうだったかもしれません。




東日本大震災を経て
「自然は制御不能」なことを
怖いくらい思い知りました。

仕事も暑さも琉球アサガオも「制御不能」。
「想定外」のまま今に至ります。

それでも・・・。
想定外の連続を乗り越え、
致命的なことは起こらず、
制御不能、想定外の2011年の
終盤をなんとかむかえようとしています。

そのことに感謝しながら、
夏の終わり秋のはじまりに
耳を傾けていきたいです。



緑のカーテンは私にとっては
その一環なのかもしれません。

来年、ご一緒にいかがですか?






★★緑のカーテンに関する情報は★★

●緑のカーテンコミュニティサイト
http://www.midorinoka-ten.com/

●「仮設住宅×緑のカーテン」プロジェクト
http://midorinocurtain-kasetsu30000pj.jimdo.com/

NPO法人緑のカーテン応援団では、東日本大震災で
被災された皆様の仮設住宅での居住環境改善及び
今夏のエネルギー供給力低下に対して
民生部門エネルギー使用量を減らすことを目的とした
「仮設住宅×緑のカーテン」プロジェクトを実施しました。
2011年5月14日からスタートし6月19日までに1500戸以上に設置
した驚異的行動力に敬意を表します。

●緑のカーテンを取り入れたマンション「リブラン」
http://www.livlan.com/csr/midorinokaten.html

●緑のカーテンのある暮らし
http://blog.goo.ne.jp/green15-1958/

●雨の道をデザインする
http://amenomichi.exblog.jp/
育てて楽しむ はじめての緑のカーテン
NPO法人 緑のカーテン応援団
家の光協会



●関連投稿
★「2050年の担い手たち」
http://blog.goo.ne.jp/mamiko-kouhei/e/b86aab10df777526b2dcb2458d15f499
2009年4月17日に開催された「第2回全国緑のカーテンフォーラム」での、
菊本るり子先生の教育効果に関する発表と、緑のカーテン応援団 鈴木雄二理事長のお話で感じた、
次代を担う子どもたちの学びについての投稿です。

★「第2回全国緑のカーテンフォーラムに行きました」
http://blog.goo.ne.jp/mamiko-kouhei/e/1ddf507d06dd97be1e33141ad2f0c4c3
同フォーラムの内容を紹介した投稿です。

水面下の目にみえない氷山

2011-09-03 12:50:48 | 私らしく生きる。気づきと学び
仕事の危機管理の鉄則にしていることがあります。

「目に見えない事象の方が重要なことが多い」

ということです。

例えば上手くいっていることでも、
それが陰でささえている人、
ふんばっている人がいるからで、
決して自動的に上手くいっているわけではありません。
また、ひとつ間違えると、
すぐに上手くいかなくなることを忘れてはいけません。
上手くいっていることにも理由があるのです。

また、悪いことはもっとそうです。

みなさん御存じの通り、
氷山は目にみえている部分は小さく、
みえない水面下の氷がはるかに大きいです。

目に見えている部分が小さいからと甘くみると
水面下の氷により船が損傷し沈みます。

物事の背景、とりまく状況など
みえないものに考えをめぐらせること、
それらのつながりや関係性を
理解した上で対策を練ることが危機管理の鉄則です。

大きなイベントを終えた今、あらためて、
危機管理を甘くみてはいけないということを強く感じます。

そして「水面下の氷山」の存在を
決して甘くみないようにしたいです。

権力におもねるのではなく、「本質的に正しい」人たちを大切に

2011-08-30 01:15:18 | 私らしく生きる。気づきと学び
本を読んだり、ネットやメルマガや
さまざまな情報から、
「この人の言うことは本質的に正しい」
と思う方々がいます。

有名な方もいれば、無名な方もいます。
存命の方もいれば故人もいらっしゃいます。
考え方を学ぶのに、
これらは関係ありませよね。

龍馬さんのような歴史上の人物や、
ドネラ・メドウス氏などの識者、
枝廣淳子氏のような著名なジャーナリスト、
宮部みゆきさんのようなベストセラー作家
会社や取引先の先輩、そして後輩たち
同期、学校時代の友人、ママ仲間、
さまざまな外部の方々、
最近ではFacebookで知り合った方々・・・。
そして、夫と息子たち。

「この人のいうことは正しい」
「この人は本物だ」
「これはとりいれるべきだ」

という人たち(の意見)を
大切にしようと思います。

うまく言えないのですが、
権力におもねるのではなく、
相手がいうことの
「中身」
に耳を傾けていこうと思います。









夏がおわり、秋がはじまる。

2011-08-27 20:24:58 | 私らしく生きる。気づきと学び
親子待望のお休み。
東京港野鳥公園へ繰り出しました。

夏は終わるが



秋ははじまる。



ここ、東京港野鳥公園では、
なんちゃって里山体験もできます。

自宅から車で10分の里山の水田o(^-^)




これが「ごはん」になるんだよん!



「うわーー」



ここの水田はビオトープ。



メダカうじゃうじゃ、トンボはブンブン、
生き物天国です。

ボランティアのおじさまたちが教えてくれる
いろんな生き物をしげしげと観察。



葉っぱじゃないですよ~。




勿論鳥さんもいっぱい!

人間の300倍はいますね。
(人間は10人くらいだから)
私たちは時間ずれてしまいましたが、
渡り鳥狙いは干潮が狙い目だそうです。








いつものように、次男が見知らぬ人と仲良く談笑。
全く知らない人なんですが。(^^ゞ
すいません・・・。




夏が終わり、秋がはじまる。

3.11から、怒濤だった2011年をふりかえり、
進むべき道を定めよう。
混迷の中、あらためてビジョンを描こう。
それを実現するための行動プランをつくり
またコツコツとこなしていこう。

「実り多き秋」
としたいと同時に
「実りのための準備の秋」としたいです。

みなさまの秋もその先の人生も、
実り多きものになりますように。








「2万5千年の荒野」ゴルゴ13

2011-08-27 13:38:08 | 環境全般
先日、ゴルゴ13の「2万5千年の荒野」収録分が
増刷され、コンビニに並んでいました。

震災直後から、かなりのペースで売れていて
多くの方々に読まれているようです。


ゴルゴ13 (Volume55) 2万5千年の荒野 (SPコミックスコンパクト)
さいとう たかを
リイド社



ゴルゴ13 (64)海難審判・10月革命の子・2万5千年の荒野 (SPコミックス)
さいとう たかを
リイド社



2009-04-22 22:46:11の投稿より

コンビニで買った「ゴルゴ13 ベストスナイプ」の中に、
1984年7月に発表され、ファン(マニア?)の中で評価の高い
『2万5千年の荒野』(第223話)が収録されていました。

タイトル『2万5千年の荒野』は、原子炉から排出されるプルトニウム239の半減期が
2万5千年であることに由来しているとのことです。

ロサンゼルス北方80キロの原子力発電所において、
政治的思惑が優先したために、事故が起こります。

このとき、関係者の会話の中で、もし原子炉が制御不能の状態に陥り、
メルトダウン(燃料棒溶融)事故発生した場合、
広島型原爆の200倍から400倍の放射能が放出され、
地表・川・海・大気を汚染、生物の住めない環境をもたらし、
ロサンゼルス周辺(もっと大きい範囲)は、
2万5千年間荒野になるという本当に怖いお話です。

原発と政治利権の絡み、
原発メーカーと原発規制組織が
表裏一体であることの弊害、
エネルギー政策・原発政策の在り方、
ヒューマン・エラーへの警鐘など、
今日もなお解決されていない問題が提示されている作品です。

尚、この作品は、なんと1984年7月の発表。
1986年4月にチェルノブイリ原発事故が発生。
あたかもチェルノブイリを予言しているかのような内容に
驚かずにはいられません。

そして、今、東京電力の事故でまた注目を浴びています。

人間とは、同じ過ちを繰り返す生き物だということを
感じてなりません。


さて、「ゴルゴ13」では、超人的な狙撃で、
危機は回避されますが、
現実の世界では、ゴルゴはいません。

プルトニウム239の半減期が2万5千年ぐらいで
あるということは事実です。

福島の人々を思いながら、ちがった視点で
久しぶりにページを繰りました。


○こちらにも入っています。

さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13 Author’s selection
クリエーター情報なし
小学館