いつも覚えているのだけど、
夏になると、あなたのことをよく思い出します。
こうへいと一歳違いのあなた、
こうのすけは生きていたら四年生ですね。
2000年、予定日のおそらく前日、
臍の緒が巻き付いて死んでしまった
あなたを救うことができなかったことを、
今でも申し訳なく思ってます。
本当にごめんなさい。
予定日の三日前に産んでいたら、
あなたは生きて生まれていたでしょうから。
昨年初めて9月17日を普通に過ごし、
穏やかな気持ちであなたの冥福を
祈ることができるようになりました。
九年もかかっちゃったよ
今では精一杯生きることが一番の供養だと、
静かに思えるようになりました。
今は前みたいに忙しく仕事しながら、
あなたの弟達と賑やかに暮らしています。
でも忘れたんじゃないからね。
みんなが忘れてしまってもママだけは、
あなたがお腹にいた十ヶ月と、
最初で最後のだっこを忘れません。
私の息子は三人。
訳あって、三人とも『長男』(ヒロピンも長男なんだよ)
っていうのが、ママの人生の波瀾万丈を象徴するようですね。
ママは、最近になってやっと、
ママと同じような経験をしたお母さんや、
いろいろな事情のある赤ちゃんのことを
考えるようになりました。
こうのすけのおかげだね。
とにかく、前を向いて生きて行くからね!