WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

震度6 お年寄りや身体の不自由な方、赤ちゃんなどへの援護を!

2008-06-14 11:18:22 | 時事問題
2008/06/14-10:42
岩手、宮城で震度6強=東北中心、広範囲で揺れ-緊急速報発表・気象庁

気象庁によると、震源地は岩手県内陸南部で、震源の深さは約10キロ、地震の規模(マグニチュード=M)は7.0と推定されるとのこと。

震度6、さぞかし怖かったと思います。

またお年寄りや身体の不自由な方、赤ちゃんや子供たちへの援護状況が気になります。

今後の状況を見守りたいです。


戦争と向き合う

2008-06-07 22:57:01 | 時事問題
戦争を知らないこどもたちのこどもたちである私たちにとって、
沖縄、広島、長崎は体験を伴わない知識です。
しかし、想像することはできます。

餓死するほどの飢えはどれほど苦しいか、
原爆の犠牲者の想像を絶する痛み、苦しみ…。

語ることが出来る人がいなくなっても、
語ったことは消えないし、
私たちはそこから学ぶことができると思います。

ウミガメと少年 野坂昭如 戦争童話集 沖縄篇
野坂 昭如
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「私たちは彼らに頑丈な建物を与えられなかった」中国四川省地震報道に思う

2008-05-24 11:17:29 | 時事問題
今週は、友人から、メディアの災害時の報道姿勢について、
非常に厳しい意見を寄せられたこともあり、
そうしたことを考え続けたように感じます。

ミャンマー、中国四川省ともに、この災害を伝えたニュースは膨大です。
そんな中、見識を疑いたくなるようなものがあったのは事実。
自戒とともに、その理由について考えていました。

しかし一方で、個人的に非常に心に残ったのは、
『ニューズウィーク』(5月28日号)の特集です。

「涙が中国を変える日」
これはぜひご一読をお奨めします。

中でも、崔簡平氏の
「瓦礫の中で永眠した子供たちには、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。私たちは彼らに頑丈な建物を与えられなかった」

という言葉は、心に響き、涙が出ました。

そう、私たち大人は、彼らに、頑丈な建物を与える責任がありました。

そしてこの教訓から学び、
これからやるべきことはたくさんあると思います。

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2008年 5/28号 [雑誌]

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届かぬ支援

2008-05-12 19:59:46 | 時事問題
サイクロン被害のミャンマー 軍政下 届かぬ支援2008年5月12日 東京新聞朝刊を読んで。

各紙が報じている通り、ミャンマー軍事政権は、甚大なサイクロン被害に見舞われながら外国の援助関係者に門戸を閉ざし、反対を押し切り国民投票を強行しました。一部では、賛成票を強要したということも報じられています。

そして、被災から一週間以上過ぎても、百五十万人とされる被災者には救援の手が届きません。避難者によると、イラワジ川河口の三角州に広がる水田地帯は泥水に覆われ、高波でおぼれた住民の遺体も手付かずのままということです。

国連は、このままでは150万人が犠牲になる可能性があると発表しました。
飢えや疫病の危険にさらされながら、支援を待つ被災者は、軍政が外国の援助関係者の入国を拒んでいることすら知らないそうです。

ネットで情報収集をしているうちに、このとんでもない事態への怒りに手がつめたくなりました。
いつの時代も、愚かな権力者の犠牲者は、いちばん弱い人たちです。
いまこの瞬間にも、どんどん人が死んでいるのだと思うと本当にせつない。


ミャンマー、世界食糧計画(WFP)の援助食糧・軍が差し押さえ

2008-05-10 16:35:32 | 時事問題
毎日新聞などによると、世界食糧計画(WFP)は9日、
ヤンゴン空港に輸送したサイクロン被災者向け緊急援助食糧38トンが
軍事政権当局によって差し押さえられているというと
発表したとのことです。
WFPの担当者は、「救援物資の安全な到着が保証されるまで
救援活動はできない」
と述べ、物資輸送を中断する考えを示しています。
AP通信によると、軍事政権側は
「根拠のない非難だ」と反論しています。
一方、軍事政権は9日夜、国営テレビを通じて、
米国からの支援物資を受け入れると表明しましたが、
被災者への配分方法などについては未だあきらかにしていません。

ヒラリーの土壇場

2008-03-05 22:29:11 | 時事問題
米大統領選は4日投開票「大票田決戦」。
民主党のヒラリー・クリントン上院議員が
テキサス、オハイオ両州の予備選を制しました。

2月の「スーパーチューズデー」後に
オバマ上院議員が9連勝して
正直「これはもう決まった」
と思った私は甘かったのかもしれません。

党候補指名に必要な獲得代議員数は、
なおオバマ氏が上回っていますが、
ヒラリーは巻き返しを期して残る予備選に臨む構えで、
民主党候補選びは長期化の様相です。


土壇場で踏みとどまったヒラリー。
次のヤマ場は188人の代議員を抱える
4月22日のペンシルベニア州予備選です。


「知的障害の女性使い遠隔操作で起爆」は「自爆テロ」ではないと思います。

2008-02-02 14:14:03 | 時事問題
イラクの首都バグダッドにあるペット市場2カ所で
2月1日に起きた連続「爆破事件」ですが、
知的障害のある女性2人が
体に爆弾を巻き付けられ、
携帯電話を用いた遠隔操作で起爆されていたことが
明らかになりました。
女性たちが爆弾装着を知らずに
殺されたのである可能性は非常に高いと言えます。

ゆえに、各メディアが、
「犯人女性2人」
「女性2人による自爆テロ」
と書いている表現は、
いかがなものでしょうか?

私には、このふたりは
「被害者」だと思われるのですが?

中国の人もギヨーザも悪くない・・・。

2008-01-31 17:12:37 | 時事問題
店頭、消える「中国製」・ギョーザ被害

などのさまざまな報道をみて、
ちょっと心配になりました。

「何もそこまで・・・」
と思ったのです。

誤解しないでいただきたいのは、
私は決して「食の安全」を
軽視しているわけではありません。

確かに中国製の食品にさまざまな問題が
生じていることは確かなので、
きちんと調べましょう、
注意しましょうというのは、
仕方がないと思います。

しかし、一部の企業がいいかげんだからといって、
すべてをそういう目でみるのは、
いかがなものでしょうか。

そして当然のことながら、
ギョーザにも
そのほかのギョーザ製造業のみなさんにも罪はないので、
今回の事件に関係のない、
ギョーザ業界が大打撃を受ける事態は避けてほしいです。
(もう受けているかもしれませんが)

ただそれだけ言いたかっただけです。

橋下徹氏関連の本特集。

2008-01-27 22:48:04 | 時事問題
開票した瞬間に当選が決まった時の人、橋下徹氏。
その著書と橋下氏に関係する書籍特集です。


■この本はよくある弁護士さんの本ですが、
立ち読みしたかんじでは橋下さんらしさが随所にみられ、
「闘う人」としての原点であったのではないかと思います。

内容(「MARC」データベースより)
TV「行列のできる法律相談所」や
「サンデージャポン」でおなじみの若手弁護士が指南する
最強の交渉術。
事件屋、ヤクザなどが入り乱れる示談交渉の現場で体得した、
相手を思い通りに動かす無敵の交渉ノウハウを明かす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橋下 徹
1969年生まれ。94年早稲田大学政治経済学部卒業。
同年司法試験合格。97年弁護士登録、98年に橋下綜合法律事務所を開設。
高度な交渉能力を要する示談交渉の場で、
“タフネゴシエーター”ぶりを発揮し活躍している実力派弁護士。
大阪府立北野高校時代には、高校ラグビー全国大会(花園)に出場、
ベスト16入りし、高校日本代表候補にも選ばれる。
現在、TBS系列『サンデー・ジャポン』、
日本テレビ系列『行列のできる法律相談所』、
テレビ朝日系列『スーパーモーニング』などのテレビや、
雑誌などでもその歯に衣着せぬ独特のコメントで存在感を発揮している
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術―かけひきで絶対負けない実戦テクニック72
橋下 徹
日本文芸社

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■自伝的な本です。
橋下弁護士が、自身の体験を踏まえて
「一生モノのキズナ」
が見つかる裏ワザを紹介する。
プロ級テクニックで
ズルいくらいかんぺきな友情を築け!

どうして君は友だちがいないのか (14歳の世渡り術)
橋下 徹
河出書房新社

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■「闘う人」という方向性を決定づけた本?

橋下徹「まっとう勝負」
橋下 徹
小学館

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■密かにこんな本も出しておられました!
アマゾンレビューではなかなか評判良いです。

弁護士とカウンセラーが答える離婚相談室
橋下 徹,岡野 あつこ
池田書店

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■大好きな番組「行列のできる相談所」の本

行列のできる法律相談書
行列のできる法律相談所,北村 晴男,橋下 徹,住田 裕子,丸山 和也
日本テレビ放送網

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*********************

■この本は橋下氏の著書ではありませんが
橋下氏と光市裁判被告弁護団の闘いを扱った本で、
光市母子殺害事件について考える上では重要と思われるので
付け加えました。

橋下弁護士VS光市裁判被告弁護団―一般市民が見た光市母子殺害事件
光市裁判を考える有志の会
STUDIO CELLO

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そして最後に・・・。

さまざまな波紋をよんだ光市母子殺害事件ですが、
橋下氏の被害者への想いと、
間違った場所で主義主張をして人権の意味を取り違えた
光市裁判被告弁護団への怒りは本当だと感じます。
(そのやり方については賛否両論あると思いますが)

不当にも命を奪われた被害者と
そのご家族の無念さを考えると
本当に言葉もありません。

おふたりのご冥福を心よりお祈りすると同時に
ご家族の心が少しでも癒しにむかうよう願っております。

そして、今後、司法の場で、
被害者の心情や人権に配慮した裁判が行われることを
強く願っています。

U2ボノさま、貧困問題について米国防長官と会談

2008-01-25 18:13:11 | 時事問題
U2のボノさまが22日午後、
アフリカをはじめとした世界中の貧困について
ゲーツ米国防長官と話し合うため米国防総省を訪れたそうです。

20分間にわたる会談の中で主題となったのは、
米国がアフリカに対し新たに計画している
軍事司令部の創設についてだったそうです。

ボノさま、相変わらず活躍していますね♪

あの、エボラウイルスの「無害化」に成功。東大チーム河岡義裕教授という人

2008-01-22 18:49:15 | 時事問題
致死率が90%にも達する、あの、エボラ出血熱の原因の
エボラウイルスを遺伝子を操作し、
特殊な細胞の中でしか増えない安全なウイルスに改造することに、
河岡義裕・東大医科学研究所教授らの研究チームが
世界で初めて成功しました。

ドキュメンタリーや映画でおなじみだと思いますが、
エボラ出血熱は、
致死率もさることながら、
その症状のおそろしさから、
おそれられていますよね。
私は「ホットゾーン」という本ではじめて知ったのですが、
何人かの症例が書かれていて、
この病気の怖さを思い知りました。

その危険性から外部と隔離された
実験室で極めて厳重な管理のもとで
取り扱わなければならず、
これが治療薬開発などの研究が
進まない主因になっていたそうです。

それがこの改造ウイルスを使えば、
通常の実験室でも研究が可能となり、
今までなかったワクチンの開発などが
大きく進む可能性があるそうです。

近く米科学アカデミー紀要電子版に発表するとのことです。

河岡教授は
「増殖にかかわるたんぱく質が作れないこと以外は、
実際のエボラウイルスと同じ性質を持っている。
改造ウイルスを使えば、安全に治療や予防の研究が行えるだろう」
と話しています。

さてこの河岡教授という方は、
鳥インフルエンザの研究でも知られており、
世界規模のウイルス感染ニュースが伝えられる度に
マスコミに登場するウイルス学者さんです。

エース級の実力の割に浜田あゆみとビートルズが好きだったり、
怖いウィルスを扱っているのに
妙にワクワク研究している人みたいですね。

大量の放射線が人間にもたらすもの。砕け散る「生命の設計図」

2008-01-19 14:18:10 | 時事問題
私は大量の放射線が人間にもたらすものについて、
わかったつもりになっていた。そのわかったつもり
を打ち砕かれたのが、本書によってだった。
                     柳田邦男


1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。
核燃料の加工作業中に大量の放射線を浴びた患者の命を救うべく、
83日間にわたる壮絶な闘いがはじまった──。

「生命の設計図」である染色体が砕け散り、
再生することなく次第に朽ちていく体。

最新医学を駆使し、懸命に前例のない治療を続ける医療スタッフの苦悩。

人知及ばぬ放射線の恐ろしさを改めて問いかける、渾身のドキュメント。
(『東海村臨界事故 被曝治療83日間の記録』改題)


著者の岩本裕氏は元NHK報道局科学文化部デスク。
2001年5月に放送のNHKスペシャル「被曝治療83日間の記録~東海村臨海事故~」
が、
第56回文化庁芸術祭テレビ部門優秀賞や第42回モンテカルロ国際テレビ祭ニュース番組部門・時事問題番組ゴールドニンフ賞をはじめ、内外の数々の賞を総なめ。
有名な方です。

番組取材を元に書き上げた本書はも優れたものです。

この事故から、まだ9年。
原子力関連の事故は後を絶ちません。

広島と長崎を経験した日本は、
放射線が人体にもたらすものを知っている民族です。

「核アレルギー」
のどこが悪いんでしょうか?

身をもって知っていることを恐れているのですから、
あたりまえの問題意識だと思います。

そのあたえりまえの日本人の健全な問題意識が、
メディアを動かし、
国を動かし、
財界を動かし、

国を救うのではないかと思ったりします。

朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)
NHK「東海村臨界事故」取材班
新潮社

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新聞協会賞受賞「守れいのちを 完結編―阪神・淡路大震災10年報道」神戸新聞

2008-01-16 22:07:22 | 時事問題
平成17年度新聞協会賞を受賞した、
神戸新聞の阪神・淡路大震災10年報道の中心となった2シリーズ、
「生きる 1995.1.17から」
と「守れいのちを」を収録。


守れいのちを 完結編―阪神・淡路大震災10年報道
神戸新聞社,神戸新聞=
神戸新聞総合出版センター

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阪神・淡路大震災(1995年1月17日発生)より13年。「初動」「復興支援」の大切さを思う。

2008-01-16 21:48:37 | 時事問題
阪神・淡路大震災(1995年1月17日発生)より13年となります。

私は当時、若手社員として会社で働いていました。
テレビにより地震の第一報では、
被害はそれほどではないと報じられていたのを憶えています。
それが時間がたつにつれて、被害の大きさ、被災者の多さがわかり愕然としました。
戦後日本で最大最悪の震災となったことを知ったのはしばらく経ってからだと記憶しています。

亡くなられた6,434名の方々の命の重みと
被災されて方々の辛苦を考えると言葉もありません。

そんな中、被災地で活動されていた方々の姿が
強く印象に残っています。
迅速に物資や人手を提供した企業や団体、
歩いてボランティアに駆けつけた方々。

その一方で、
もう少し初動が早ければ救えた命が少なからずあったのは
事実だと思います。

災害はまず「初動」だと思います。
そこでまず人命を救うこと、
そして被災した方々への適切な支援を行うこと。
本当に必要なものが本当に必要な方に届くこと。

そしてその後は、
適切な復興支援を行うことが大切だと思います。

そんな中メディアにできることは何か、
もう一度じっくり考えてみたいと思います。

最後に犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈り致します。