もしも時間の流れが遅くなったら、そのぶん重力も弱くなり、エネルギーも減衰する。
もしも時間が止まったら、すべては存在しないものとなる。
もし自分以外の時間が止まったとしたら?
自分以外のすべてが存在しなくなり、存在しないとさえ認識できなくなる。
時間の感覚は存在しているものに対してのみ働くので、時間が止まったとも判断できない。
もし自分の時間だけが止まったら、存在としての活動を発しなくなり、存在しなくなる。
しかし、相対性理論ではそうはならない。
これはたぶん、「時間」と時空の時間が別のものだから。
時空は、計算できないものを計算するための、現在最有力の体系。
こういう便利なものがリスク無しで扱えるとは思えないのだが…
おそらく…
計ることも計算することもできない「時間」。これに、基準を設けて計算可能にしたのが時間。本来この対応は一方的なもので、逆向きには行えない。ただし時間を変化させない前提のもとに、仮に逆の対応をさせても有効性が保てていた。
ところが、時空で時間の変化を認めてしまったために、逆対応が仮においてもできなくなってしまった。このことは、「時間」→ 時空の時間 の対応の有効性が確認できなくなったことを意味する。