光の波にあたる性質がその内に納めることができるなら、一定速度で直進する粒子は一次元のベクトルだけで表せるはずだ。それは、相対的には、周囲を引きつける力とも、常にその方向に落ちる力とも見ることができる。アインシュタインの相対性理論の初歩では、相対性を行き違う乗り物で例えたり、重力を落下で例えたりする。
光の移動が重力に相当するものであるならば、質量をもつ粒子の重力は三次元の全方向に働く球状の力動で表される。そして、一次元と三次元があるなら二次元もあるだろうと考えると、ちょうど電子がそれにあたるのではないか。
結論からいうと、以下の通りである。
力動域というのは光の移動や粒子の重力・質量に相当するもので、相対性理論でアインシュタインが考え出したという重力を表すメッシュ状の空間の歪みで考えるとわかりやすい。
影響域というのは光の波や電子の磁場に相当するもので、力動だけでは何も起こらないところに想定した、各次元の粒子がもつその他の性質と考えてもらいたい。その影響とは"回転"である。