百人一首。

みなさま、クリスマス　楽しく過ごされましたか？
私達は、ケーキを食べたり、美味しいものを食べて、のんびり過ごしたクリスマスでした。

次は、お正月ですね。という訳ではないのですが。

　　

昨日、主人が、以前からとても欲しかったこの本を買ってくれました　
　百人一首　　（PIE BOOKS）　

１句１句に、原文、現代語訳、英訳、そして、その句を想わせる写真がついてます。
うっとりする、とてもきれいな、素敵な本です。

この写真は、
「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば　忍ぶることの弱りもぞする」　　（式子内親王）の句のものです。

百人一首は、中学生の頃に知り、週に１度あるクラブでは、「百人一首クラブ」を選び、
クリスマスのプレゼントに、親に「小倉百人一首」のカルタ（歌留多）を買ってもらいました。
古典の中では、一番好きな読み物です。
はじめて読んだ時に、現代語訳の言葉の優しい響きと倒置法的な表現に、心惹かれた記憶があります。

例えば、上の句では、

みずから見たことはないが、わが魂をわがからだに結びつけているという美しいいのちの紐緒よ、
切れるならいっそ切れてしまってくれ。
こんなに苦しい気持ちのまま、これ以上生きながらえても、いつしか心弱りして、
せっかく忍び匿して来た裡の思いが外に現れてしまいかねないから。

この優しいリズムが、なんとも心地いいのです。
今でこそ、この切ない恋心を少しは、理解できますが。（笑）

日本人のいい意味での謙虚な心や美しい日本の景色を感じます。
心が豊かというのは、こういった事を言うのだなと、羨ましくも感じます。

明日は、仕事納めの予定です。
しかも、大切な企画のプレゼンです。心を豊かにして臨みたいと思います。