大正4年7月生まれ
母は96歳になりました。
今日はいつもお世話になっている施設で、お誕生日のお祝いをして頂きました。
今日はきれいにお化粧をしてもらいイヤリングもして
レースの洋服~母はとてもきれいでした
母は戦争を体験し、乳飲み子の私と幼い兄たち四人連れて、樺太から
引き揚げてきました。
弟はその二年後に生まれました。
母は父親がいなかったこともあり、小さいころからお寺に奉公に行ったりと苦労を
したようです。
そして結婚し、戦争を体験するわけですが、その話を聞くとあまりにも
想像絶することばかりで、みんなを無事に連れて帰って来たことは奇跡の様です。
母は強しと言いますが今の私たちには到底考えられないことです。
私が小さい時には父が病気になり、母は苦労をしました。その時のことは
かすかに覚えています。
母にはとても感謝していることがあります。小学生の時の学芸会
確か、白鳥の踊りをやることになって衣装を作って来るように言われたんです。
おともだちは洋裁の出来る方に頼みました。うちではそんな余裕もなかったので母が
習ったこともない洋裁で、なんと、なんとみんなより一番ステキな白い衣装を
作ってくれたんです。
両肩にはフリフリが付いていて、スカートの部分はギャザーがたくさん入っていて
今でもそのステキな衣装のことは鮮明に覚えています。
修学旅行のときもそうでした。ステキなプリーツスカートを作ってくれました。
そうそう...幼稚園の時には毎日大きなおリボンを付けてくれて....
母の愛は忘れません...
いろんなことを思いだします。
で.........今日、私を見た母は清子ぉ~ ~ と叫んだ!
母の妹の名前でございます。(笑)
弟を見て......誰! 一番末の子供だよ! えっ" とびっくりしていた母。
私のことも弟のこともまだ小さい存在でいるらしいですね。
今日は母の妹の清子おばさんが参加した誕生会でした。
今日は義姉,姪とそのこども、そして私、弟の六人で参加しました。
兄は仕事、弟の奥さんは、今日アメリカに発ったので残念ながら
参加できませんでした。
弟が乾杯の音頭を取った後は。
皆で一緒に写真を撮ったり食事をしたり楽しい時間を過ごしました。
ケーキやアイスなども頂きました。
みんなで祝う事が出来た96歳の母の誕生日
何とも言えない。ステキな幸せ............職員の皆様ほんとうにありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。