旅の途中で

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最近読んだ本

2012年03月26日 23時40分30秒 | 
 図書館戦争 有川浩 著

結構前から、友達にちょこちょこと借りて読み続けていたシリーズ物です。

一応本編は全4巻になっていまして、とうとう4巻まで読み終わりました・・・!
(シリーズ物って早く続きを読みたいんだけど、いざ読み終わると妙に寂しい(笑))

さらに続編があるんですが、とりあえず本編を読み終わったので区切りとして・・・


有川さんといえば、SFっぽい舞台設定に自衛隊が活躍するようなお話がいくつかあるんですが、この「図書館戦争」も、近未来の日本を舞台にした、図書館を守る「図書特殊部隊」が活躍するお話です。

図書の検閲を強行する良化委員会から、本を守るために戦う図書特殊部隊・・・なんて書くとすごいハードな近未来アクション物っぽいですが・・・
実際、結構ごりごりの戦闘シーンなんかも出てきますが・・・

実はすっごい胸キュン(笑)なラブストーリーだったりします

恋愛物にイマイチはまれない私も、これならOK

主人公の郁は、特殊部隊で働く元気な女の子なんですが、この子が良い味出してます。
この子だけじゃなく、彼女を取り巻く教官・親友・同僚・上官などなど、出てくる登場人物全てがイキイキと本の中で動き回っていました。

有川さん、きっとめっちゃ楽しんで書いてたんだろうなぁと思いました。


シリーズ終了後のあとがきで、読者から
「本を検閲する側の良化委員会(主人公達と敵対する立場)の言い分をまったく書いていないのはおかしい」
みたいな指摘を受けた事について、

「良化委員会の言い分について書くつもりはない」
という趣旨の発言があるんですが、私はその言葉に非常に共感しました。

この言葉で、有川さんの「図書館戦争」に込めた想いが伝わってきました。