散歩が生きる証の趣味と、創作のための必須アイテムとなって長い石めも 今日は思い切って小さい旅をしてみた。
カメ漫だらだら石ちゃんミニミニ旅、といおうか。
ところで、
散歩と旅はどう違うんだろう?
思うに、旅とはいつもと違うところで休む、つまりホテルでもいいし温泉宿でもいい、
自分の家と違うところで休むということを含むなら それはもう 旅ではなかろうか?
いつもと違う電車に乗り、いつもと違うバスの窓からの風景を眺めるとなんてリラックスするんだろう。
隣町に散歩してみた。しっかり、夕方には家に帰ってきたから、旅とは言いにくい。しかし、いつもの散歩とは解放感が違う。
まるで違うのだ、楽しい。数年前に尋ねた街なら、違和感と新鮮な驚きとがミックスされてしばし見入ってしまう。
写真はどんどん撮り進む、すすむから充電された電池がついになくなって
美しい運河の夕景を撮りそこなった頃、ああ、ミニミニ旅の旅情も最高となる。
旅の新鮮な楽しみを忘れていたような、散歩のスペシャル版を楽しんで帰った。
いつもの街に戻って、賑わう店で紅茶を一杯飲んで、ようやくぼくは帰路に就いた。
写真・文 石郷岡まさを