一寸先が、見えなくなってまいりました。
秘密保護法案、通らないで欲しい。
消費税増税、納得がいかない。いくらでもお金の有り余っている人にも負担を!
貧乏なりにも、まだ良い部分があった、日本。
昔、というのは、ぼくが20代から30代の頃、高額所得者には累進課税と言って何だかぼくはなったことが無いから分からないけれど、例えば本を書いてバカみたいに売れた作家の人など、6、7割は確か税金で取られると聞いたことがあるんですね。売れなかった不遇の時代を乗り越えて、ようやく売れ出してきて今年はようやく年収1億円、となったと想像して御覧なさい。ところが、6、7割は税金で取られるのだと……昔は、ですよ。気の毒でしょう?まあ、もっと高率の課税だったかもしれない。1億稼いでも実際は、4千万とか3千万、これで余計稼いで税金をもっともっと収めようという人、いますかねえ。今は、全く違うようになったみたいなんです。大金持ち、高額所得者に税金の負担が超軽くなったように聞きます。お金を山ほど持っておられる御人は、海外に資産を移転したり、税金が極めて安い国に持って行くのでしょうか?累進課税の負担が軽くなったから少しは祖国日本に税金を払おうか、という愛国富裕層はいらっしゃらないのでしょうか?人のことはいえる、自分が大金持ちになった時、果たして喜んで高額の税金を払うか、ということなら、大金持ちになったことがないから、試しに一度本の100万部も売れるような塩梅に成らせて見せてくださいませ。やっぱりぼくも、英領カリブ海のなんとかという島に資産を移したりするのかな?そのまえに借金返済する必要がありますが。
実は、ぼくは、偶然、カリブ海の節税のためにあるような島に行ったことがあるんです。小さな島だったけれど、やたら白人が多くて、リゾート地だけではないようなオフィスらしき建物がいっぱい見えるんですね。
どうもまとまらなくなってしまいました。
消費税増税の前に、高額所得者にも応分の負担をお願いしよう、というぐあいにどうしてならないんでしょう?一番フェアなのは、人はいずれ死ぬ、相続税をうんと重く掛けようという議論があるそうですが、ぼくはこの案に賛成です。相続税100という案に賛成です。消費税をどーんと上げなくともいいようなんですね。
此の十余年、貧乏に慣れて、そんなにお金を使わなくても暮らせるように、なりました。我が貧乏スローライフの消費支出は学生さんの家計の程度ではないかと思われマスやっと貧乏に慣れたのに この先、消費税がどんどん上げられ、その上不可解な法律で自由に つぶやくことも書いたりすることにも萎縮せずにはやれないことになると、ことは深刻であります。貧乏でも、ノンビリやって行きたいなあ!
写真・文 石郷岡まさを