こんばんわ。そしておはようございます、エンド、こんにちわ。
昨日の、こんな光景を見た 第1話がやけに評判良かったもんですから、それに味をしめまして第2話。
実は今日、こんな光景を見たんです。交通量の多い道路。たまたま、道路工事中で片方の車線ごとに止めていた。
車がすぐ数珠つなぎになり、目の前で数台の車が止まった、運転手の顔も見られましたよ、歩いているぼくには。
その中の一台の車内のダッシュボードが見えて、その光景にぎょっとした。
なんだあ、これは。 ぼくはびっくりしたねえ。ケータイなのか、スマートフォンか、i phone なのか 他のものなのかは分からなかったけれど、吸盤のようなもので運転席のダッシュボードに取り付けられていた。
車に乗らなくなって、十余年。こんなのありか?危ないじゃあないか。これは交通法規に違反していないのかとまず思いましたねえ。どうしたって目の前にケータイだか何だか、の画面があると、前を見て運転するべき集中力、注意力がそがれるのではなかろうかと思いましたよ。今は、こんなのがまかり通っているのだろうか?手で持って、停止中にチラホラ、ケータイだか何だかを見ている運転手がいることは知ってはいた。しかしここまで堂々と専門の取りつけ機材まで使って、ダッシュボードにケータイを取り付けるほどにまで物事は悪化、もしくは退化、悪質化しておったのか?それとも、これはセーフなんだろうか?
ここで、十数年前車に乗っていたころ、ヒヤッとした体験を思い出した。
ある町の交差点で、ぼくはアブナイっと思ったことがある。右折する小さなダンプカーが直進するぼくのワゴンにぶつかりそうになったからである。瞬間、バカヤローとでも叫んでやろうかと思った。見ると若い女がドライバーであった。そして、はっきりとぼくは見たのだった。運転手はケータイを握っていたのである。ケータイで通話中、気を取られて運転が注意力散漫になってぼくの車にぶつかりそうになったのか、と思われた。
当時でも、運転中のケータイ使用は危ないという認識であったと思うが、交通法規上は確か罰則はなかった。
あれから、ぼくは貧乏して車に乗らなくなったのだったが、交通上の危険はますます悪化しているようなのであった。嗚呼。
写真・文 石郷岡まさを