まさおレポート

木の江温泉 清風館 はるかかなたには四国の今治としまなみハイウェイの橋が

大崎上島の木の江はのどかな島で道路を走っても行きかう車が殆ど無い。以前は木造船などでそれなりににぎやかで遊郭もあったそうだが今はその面影もない。道路沿いに皇室の行幸碑がたち、甲の字も見えた。やはりこの地はもともと甲(きのえ)と書きその後木の江となったのだろうか。もとの甲のほうが歴史を感じさせるのだがこの種の当て字に変わった地名が多い。

清風館は大きな国民宿舎風の温泉旅館でここには海を望んだ塩の露天風呂を目当てにやってきた。連れ合いが以前に家族と来てその展望のよい露天風呂に感嘆しどうしてもつれて来たかったという。肌には塩の湯が心地よく目には穏やかな海と多くの島が楽しませてくれる。はるかかなたには四国の今治としまなみハイウェイの橋が見える。島をはさんだ右手には松山が巨大なタンク群と共に望める。

日没がすばらしいのだがまだ早いので見ることはできない。湯船も混んでいないので静かに心置きなくいつまでも浸かっていることができる。玉造温泉や道後は湯温が高く長く入っていることができないのが難であるがこの露天は温度も頃合で体が伸びやかに弛緩していくのが実感できる。

翌日帰る途中に迷路のような小道に入り込むと海岸沿いの堤では母子が釣りを楽しんでいた。小学生の女の子の楽しい夏休みの記憶になるだろう。この島の海も汚れていないしのんびりと一月ほど釣りと散歩と露天風呂に明け暮れるのも楽しかろうと期待させる島であった。

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