カンボジアのトンレサップ湖は東南アジア最大の湖。乾季の面積は2500平方kmで琵琶湖の4倍程度、しかし5月半ばから11月半ばの雨季には面積は約6倍の1万6000平方kmに達する。訪れたのは2006年の4月だから乾季の頃になる。
体重100kgを超えるメコンオオナマズやフグなど600種類以上の淡水魚が生息する。
ワニも出没する。これはワニの生け簀。
湖面に浮かぶボートハウスの村。乾季には家に住む人も、雨季は湖上のボートに住み漁撈を行う。
水上生活者は百万人以上とも言われるが戸籍調査は至難の業だろう。多くは無国籍者と言われる。
この淡水魚はカンボジア人のたんぱく質摂取量の60%を占める。子供が網で魚をとっているが遊びではなく立派な労働として。
スーパーや病院がある。小学校は周りのボートよりも堅牢で新しい。手漕ぎのボートやタライで子供たちは学校に通う。
この子供たちは水上のボート学校に通う。
ここにも漁をする子供がいる。湖で獲れる淡水魚が主食で、また獲れた魚を売って生計を立てる。
魚を求めてやってくる鴨の大群は豊かな魚資源を。