日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

十字架の言葉

2006-05-13 | Weblog
 コリントの信徒への手紙は具体的なキリストの教会を描き出してくれる。歴史を越えて現代の教会に語りかける。
 1章18節「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」
 「十字架の言葉」とは、イエス・キリストの出来事を指す。30節には「神の知恵となり義と聖と贖いとなられた」とある。
 これが世の知恵ある者、賢い者と自負する人には愚かとなる。
 しかし神は宣教という愚かな手段によって信じる者を救う(21節)。
 キリストの教会は、世の知恵ある人々に迎合しこの姿勢を変えたがる。つまり十字架の言葉を語らない。
 ある牧師の30分程の説教を聞いたが、薀蓄を傾けた時事評論で終始しキリストが殆んど出てこなかった。
 これでは味の抜けた塩、机下に置いた灯になってしまう。
 (万国民の教会 左 マタイ)