日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

 平和と秩序の神

2006-05-26 | Weblog
 13章で示された神の愛を追い求めよと告げられたが、次に14章では霊的賜物について述べている。霊的賜物が何かは12章の終わりにある。ここでは「異言を語る者」が問題になっている。異言は使徒言行録2章4節にあるが、当人の理性を超えて他国語で語ることである。
知らない外国語は、聴く者には異言と同じである。
 現代では数千の国や民族の言語があるだろう。意味不明の言語でも解釈する者がいれば相互の意思疎通が可能だ。
ここでは解釈する者が居ないところで、異言がひとり歩きし周囲から23節「気が変だ」と思われることが起きたようだ。そこで解釈する者がいなかれば教会では黙っていなさい(28節)という。
 古今東西を問わず、集団的ヒステリー状態で歌ったり踊ったりする擬似宗教がある。理性をマヒさせて恍惚状態に陥る。
 様々な色のサーチライトで激しい音量の楽器を演奏し、踊り歌う若者の映像を見ると異様に感じるが、これも共通した現象ではないか。
 結論は33節「神は無秩序の神ではなく、平和の神だからです。聖なる者たちのすべての教会でそうであるように」。
 (写真 墓の中を覗く)