今日の言葉
実地を踏んで鍛え上げない人間は、
木偶の坊と同じだ。
夏目漱石「明暗」より
感染者数、増え続けています。どこまでいくのでしょうか?東京から脱出する人も出始めたようです。戦時中の疎開と同じです。米軍のB29の空襲を避けるために、都会から地方へ避難しました。今度はコロナウィルスという天災か人災かわからない者への恐怖からの脱出です。「これは戦争だ」と叫んだ人は先見の明がありました。
日々100名以上の感染者がカウントされる東京、せめて、疎開するときに検査を受け、陰性の証明書持参し、地元の人たちへ潔白であることを告げるのが礼儀かと思います。完全封鎖ができないので仕方ない面もありますが。
脇が甘い日本人の体質がもろに出たのが、コロナウィルス騒動です。対策の遅れを正当化する人、しない人どちらも言い分がありますが、言い訳にしか聞こえません。日本、そして世界も初めての体験、対処の仕方も国柄がよくでています。後手に回った日本、感染者は減りそうもありません。感染源不明では手の打ちようがありません。こんなに深刻になるとはつゆしらず、軽い気持ちで考えていたのが日本人です。
安倍首相、小池都知事の会見は、美辞麗句、カナカナ、協力要請、自粛等の言葉がが目立ちます。そこには、責任者の覚悟と決意が見受けられません。なぜならば、浮足立つ人々を落ち着かせ、具体的な対策を示し、安心させるのが長としての役割、この義務と責任を果たしていないからです。
愚痴をはいても解決しないので、自助努力で暮らしを守ることしかありません。それと感染しないことです。