植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

今年の天空スイカは成功だ~

2022年07月04日 | 植物
スイカを今年初めて収穫いたしました。
今年は屋上の花壇3か所に合計6本の苗を植えました。授粉用に大玉スイカを植えた以外は小玉スイカです。僅かなスペースしかない花壇なので、大玉スイカの根を広げられるほどの土量が確保できないからです。

屋上でスイカを植えるメリットは①多雨による過湿が防げる ②雑草も無く衛生的に育てられる ③乾燥・高温・日照がスイカに適している であります。実際、3年前のスイカは、これまで食べたことが無いほど甘くて美味しいものであったのです。
 今年で4年目ですが、去年は、しつこい梅雨の長雨と低温・日照不足の為に数個しか食べられるレベルに成長しませんでした。昨年は農家さんもスイカは全滅だと嘆いていました。去年の今頃は集中豪雨が続き、相模川水系で氾濫しそうになるほどの雨が降ったのです。

今年は、事前に花壇全体をビニールで覆うようにして、雨が降っても「水も漏らさぬ」水分管理を行ってきました。また昨年から一転して梅雨が早く開け、晴天と高温が続き期待は膨らみました。あまりの日照りと暑さで、スイカの葉っぱは固くちりちりにこわばってくるほどになるので、少量の水遣りも欠かせません。屋上スイカは11個ほど結実し、まだすこしづつ開花もあるので、上手に管理してやればあらたに実が生る可能性もあります。


そして3日前、第一号を収穫する運びとなったのです。スイカは収穫時期を見定めるのが難しいのです。大玉スイカは、だいたい開花してからひと月半と言いますが、日照や温度によって微妙に変わってきます。収穫時期が近づくとポンポン叩いたり、肩が張ってきたり、おしりのくぼみを確かめたりするのです。小玉スイカはそれより1週間ほど早い収穫となりますが、ポンポン叩いても大玉とはだいぶ感触が違います。最後はスイカが付いた茎のツルが茶色に枯れてきたかが決めてになります。

どうです?おいしそうでしょう。
一日は我慢して追熟後、カットしてみました。
外皮の側まで赤くなり、種も黒くなっていました。収穫時期は間違っていません。肝心のお味は\(^_^)/、大成功。槐松亭ブランド天空スイカ!は超絶甘いのでありました。果物の味にうるさい家人からも絶賛され、親しくしているお向かいさんに、半分持っていきました。小玉スイカの半分だから大して食べるだけの量にはなりませんが、そこは「気は心」といいます。

まだ10個は残っていますが、安心できないのはカラスの襲来であります。2年前に一度やられました。今年も、油断して地植えのまだ青い小玉スイカをつつかれたのです。今はネットを張り、プラ鉢に隠し、目立たないようにしてあります。

今朝は久しぶりに降雨があったのですがお湿り程度でありました。地植えスイカの畑はこんな状況で、葉っぱは高く天を指し元気いっぱいであります。この中に少なくとも6個のスイカが隠れていますが、スイカ自体は迷彩色ですし、かごやらなにやらを被せて烏から守っているので外からは分からないようになっています。内大玉が3個、これがどれだけ大きくなってくれるか、それが目下最大のの関心事であります。
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