植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ブラックべリーのジャムを作ってみた

2022年07月07日 | 植物
ブラックベリーは、北米原産で、蔓性の強健な植物です。書道の師「藤原先生」によるとアメリカに行ったら、一面にブラックベリーの一帯があって、こどもたちが、それを取ってはぶつけるので、体中衣服全体が紫色に染まるのです。

ベリー類は、灌木やつるで小さな実が生るものの総称、「食用になる」というのがキモであります。ワタシは、ほとんど全部網羅して、自分のおやつとして畑で栽培する、というコンセプトで、マルベリー・ラズベリー・ジューンベリー・ブルーベリーなど多種を栽培していたのです。唯一熱帯性の「シルキーベリー」は枯らしてしまいましたが、それ以外はもともと丈夫な植物なので、ほったらかしでもだいたいは元気に生長します。

その中でブラックベリーはことのほか繁殖力が強く、少し蔓が伸びると地面についた所から根を張るのでどんどん勢力圏を広げます。ワタシの狭小菜園のフェンス際に植えたそれは、数年でアッという間に数メートルにわたって広がり、固いつるを四方に延ばすのに恐れをなして一昨年処分してしまいました。そもそも収穫のタイミングが難しく、早いと酸っぱくて甘くなく、一日遅れると発酵して味が変わるのです。

ところが、分枝したものの一つを始末しそこねて、生き残りしぶとくツルを伸ばしてきました。そしてことしびっしりと実をつけたのです。あまりおいしくないと思っていたのですが、若い木から生ったブラックベリーは控えめな酸味と甘みでなかなか美味しかったのです。目にいいアントシアニンなどのポリフェノールや、免疫力を高めるビタミン類が豊富で、アンチエイジング効果もあるようです。

そこで大量には収穫出来ませんでしたがボウル半分くらいまでとれたものでジャムを作ることにしました。

まず、へたを丁寧に取り除きます

これを良く水洗いします。ワタシの大嫌いなカメムシなどの昆虫が入り込んでますし、ごみが一杯入ってます。また、塀の向こうから競輪に来たオジサンが「立ちション」していることもあり得ます。


なんども水で流したら、ひたひたに水を入れ5分ほど煮ます。

柔らかくなったところでざるにあけてお湯を流し、よく種を漉していくのです。ブラックベリーの種はかたくて大きいので、ジャムには邪魔になります。これで半分くらいになりました。(本当は皮・果肉・種、全部を摂取する方がいいのですが)

漉して半透明の液体になったら、砂糖を加えて15分ほど弱火で煮込みます。アクはとりません。これも栄養の内ですから。また、血糖値が高いワタシは、砂糖は1/3程度にし、少しのハチミツとシュガーカットなどの「合成甘味料」を加えます。糖質を減らすので安心して食べられます。今、ステビア を育てているので来年あたりはこれでジャムを甘くしてみようと考えています。
最後にレモン汁を少々入れて一煮立ちしたら完成!

こんな感じになりました。さらさらの液体ジャムで、ヨーグルトに入れると最高でしょうね。

それでは本日のレシピはこれまで
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