植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

もうブログは閉じようかと思います

2024年02月03日 | 雑感
昨日は、印を磨きました。
ものは、ヤフオクで落札した古印で、7,700円でありました。箱の造りや張られた絹製の光沢があるシックな布、内部の白布(絹)の色褪せなどから、相当古い品物と見ました。

石自体は、龍紐(持ち手側の飾り彫)があり、一目で高山凍あたりだと思いました。乳白色微透明なので白芙蓉の可能性もありますが、かすかに黄土色や赤茶の筋紋様が走っていて、何万円もするような銘石ではありません。観賞用にしてもムラが無く、純度が高い単質の石の方が貴重で貴ばれるのです。
「方宗珪 寿山石印材を究める」に紹介されている高山凍は下の写真であります。


そしてワタシの落札した石(対章)がこれであります。


古ぼけて汚れいくらか擦過疵もありました。骨董品としての価値を考えるならばあたらず触らず、古く薄汚れていた方がいいのかもしれません。石印材のコレクターのワタシからすると、その評価はあまり考えず、石本来が持つ艶や石触り、美しい紋様を目で愉しみ、手で触って愛玩するのが本意なのであります。

ざっと水とシャンプーで洗ったら、#1000~#2000までの番手の極細目の耐水サンドペーパーで優しくこすります。4面と底は平らな場所において石を滑らせます。注意すべきは①角を少し丸く磨く ②紐は直接こすらない、といったところです。細かな傷はやや強めに削り、小さな穴・砂・斑点なども出来るだけ除きます。
紐の部分は、表面だけは軽くサンドペーパーをあて、あとは綿棒と指で汚れやくすみを除きます。細かく彫った紐は壊れやすいので絶対に強く作業しない事が肝要です。年配の方のお肌の手入れみたいなものですね(笑)
これが終わると、よく水気を拭きとったら金属磨き使うワックスを少量塗ります。セーム皮でよくこする、力を入れて磨くと、艶やかな地の肌艶が出てきます。後は乾いた布で油分を落としたら出来上がりです。

ただ、ここひと月ほど自分の体調不良もあって、この自家製ブログ更新が極めて苦しく、継続する気持ちが大幅に減衰いたしました。

元は5年ほど前、何の気なしに始めましたが、備忘録として毎日更新するうち、自身のボケ対策になると思いました。今、認知症といえば、ワタシの年齢や現実的な物忘れの実態から紛れもなくその「老人性認知」の世界に片足を突っ込んでいると実感しています。ここ約2年間の記憶の多くが失われています。歳を取れば、個人差はあってもボケてくる、記憶が失われるという傾向があるのは厳然とした事実であります。

そこで、ブログの更新などで頭を使い、やスマホゲーム「ツムツム」・篆刻など頭と指先を細かく迅速に動かすことを意識的に生活に取り入れてきたのです。しかし、それでもこの1年以上精神上の不安定な状態もあって、だんだんいろいろなことがおざなりになり、追いつかなくなりました。
既に、篆刻・書道に費やす時間は数日に一度に減り、グリーンスナップという写真投稿サイトには約一か月投稿しておりません。

これまで、長く生きて他の人に迷惑を与えたくないがために、せめて「認知症の発症と進行」を抑え遅らせようと考えてきたのです。しかし家人と話をしてブログが更新できない、全く書きたいという気持ちが起きない、と伝えたら、「楽しい面白い明るい話題でなければ無理して書いても仕方ない」と言われました。

以前から「認知症対策としてのブログ」と日々頑張って1,2時間をかけてきましたが、そろそろもうダメかもしれない。少なくとも現在、明るい話題を提供する自信がありません。また、このところ身内からワタシのブログにいろいろと注文がつけられたのも「やる気を失わせるのには十分な材料」になりました。

このままこのブログを継続する自信と意味が無くなって来ました。なので、期限を設けずしばらくお休みしようか、と考えています。どのみちワタシのブログなんぞ、楽しみにしている人もほとんどいらっしゃいませんし。

すでに終活も始めました。それで自分のボケが進んだらそれだけのこと、と割り切るよりないのです。
コメント (6)
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