ほおを撫でる風が暖かくなりました。
今年の冬は雪も降らず、メダカのプールにも数回薄氷が張った程度で、メダカの冬眠状態がほとんどないまま春を迎えたようです。
今朝も4時半に起き、軽い朝食を済ませるとマイガーデンへ直行し、まだうす暗い中作業を開始しました。
今朝の仕事①廊下に置いてある「コーヒーの木」の鉢増し ②草むしり ③ぼかし肥料の作成(混ぜ合わせ) ④除草剤散布・・・といったところ
2年ほど前ならやり始めると3,4時間ぶっ続けで気が付けばお昼、ということも多かったのです。しかし老齢の曲がり角に来たのか68歳を境に、あちこちガタが来て全てをこなせなくなったのです。認知症はぎりぎりセーフ、うつ病は1年経過、腰痛・肩こり・手指のしびれと痛み、色々持病らしきものを抱えてこれではまずい、と思い始めました。
つまり誰でもいつかは訪れる老いと「お迎え」を意識せねばならない年齢になりつつあるのを実感するようになったのです。半年前から「終活」を始めました。人に頼めることは頼み、その先はやめてしまう。新たに品物や、やることを増やさない、程度でありますが、ともかく突っ走ってきたこれまでと違って、とにかく立ち止まり、今までの後始末を少しづつ下がりながらかたしていく、そんな心境であります。
マイガーデンはコンビニの裏手にある緑地帯ですから、いつでも休息し、コーヒーが飲めます。急がずのんびり、これが年取ってからの作業の秘訣になりましょう。
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今朝はバラ苗が植わっているあたりを中心に手作業で草を除きました。バラの根を傷つけることが無いよう、丁寧に一本ずつ草を抜きます。そしたら居ました、天敵「ヨトウムシ」であります。
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夜盗虫と書いて、夜間に大量に産卵された卵が孵化すると、幼虫たちはそこらの葉っぱを貪り食い、1週間ほど経つと糸を伝って土中に潜ります。そして鳥や人間が登場しない夜に土から上がってきて、葉っぱを食い荒らすとんでもない害虫なのです。
この晩成の幼虫はまもなく蛹になり、「ヨトウガ」として産卵します。なので、見つけたら即刻踏みつぶすだけでなく、周りに必ず多くの兄弟がいることを忘れないで農薬「ダイアジノン」を撒きます。何しろ一度に100個位まとめて産卵するのですから。ワタシは原則無農薬、でありますがそれは果樹と菜園に限定し、バラなど食べるのを目的としない植物のエリアには思い切り農薬を使います。
除草剤も然りで、植物を植えない通路部分だけには除草剤を使用します。植えてある植物たちとは距離を置きますが。
予定のエリアの草抜きは終了、雑草が無くなった後の土の色が美しいのであります。残りはまた明日にしましょう。
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さて、次は自家製ぼかし肥料の作成・撹拌であります。数日前に仕込み、既に今朝は手を突っ込むとホッカホカであります。もう大丈夫、こうなったら最盛期には蓋を開けると白く湯気が立ちます。毎朝手やシャベルでかき回して水分が底に溜まらないよう、また新鮮な酸素を送り込むことによって「発酵」が促され1週間ほどで完成です。
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オヤツは「ながらみ貝」、これも春の風物でしょうか。小さいころ(昭和30年代)、お菓子の無い時代、父親がよく買ってきました。
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