植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

甲子園には原石が埋まっている

2021年08月10日 | スポーツ
今日から夏の甲子園、高校野球が始まりました。
昨年は涙の中止、今年は春の選抜は1万人を上限にして観客を入れましたが、その後関西で急激に感染者が増えました。決勝戦はワタシのふるさと大分代表「明豊」とワタシの現在の地元神奈川県代表の東海大相模の対戦という、夢のような組み合わせになり、東海大相模が1点差で優勝いたしましたん。

ところが、東海大相模は、県内予選のさ中、野球部員のクラスターが発生し、途中で棄権という可哀そうな経過をたどり、横浜高校が出場いたします。さすがに現下の感染状況ですから無観客で実施です。コロナとオリンピックに幻惑されてすっかり高校野球のことは眼中にありませんでした。

 ワタシは、おそらく日本で数万人いる読売巨人軍の私設監督であります。幼少から一貫して筋金入り巨人ファン、いずれはプロ野球の選手を夢見て草野球し、原監督ともほぼ同年齢なのです。下手な野球指導者よりはるかにくわしいいのですよ。(笑)

 甲子園では、野球ファンとして楽しむのも当然ではありますが、やはりわが巨人軍の秋のドラフトを意識して観戦いたします。無観客なのでスカウトが入場できないでしょう、されば彼らは、テレビにかじりついて有力な選手を品定めすることになるので、一般人と大差ありません。ワタシは、高校生の中で、この子は巨人軍に欲しい、これはものになる、などとドラフト会議シュミレーションしながら観戦いたします。

 このブログでは、再三巨人軍の不調が、ドラフト戦略の間違いにある、と指摘してきました。ここ10年、ピークに差し掛かった故障持ちの大社投手にこだわって戦力がどんどん落ちてきています。みんなが1位指名するような選手に行って、くじを外すという愚を繰り返してきたのです。

 伸びしろがある高校生をきっちりチェックし、少なくとも投手は高校生に特化すべきなのです。かつての桑田・槇原・斎藤を出すまでもなく、巨人で実績を残す生え抜き投手はほとんど高校生でした。逆にここ10年間で、菅野を除いてドラ1・2の投手はほとんど役に立っていません。今の巨人を支える生え抜き投手は戸郷と今村、後半戦ローテーション入り予定の直江、いずれも高卒入団なんです。

 そういう意味で、少なくとも甲子園に勝ち上がった有力校の投手限定で、ドラフト上位に選ぶ、ことを今年こそ実践してほしいのです。ワタシらが見てもいいピッチャーは分かります。ワタシがドラフト指名順位表作ってもいいくらいです。(それはないか)。本来、春からずっとスカウトは全国を回って有力選手の発掘に血眼になっているはずです。巨人も、スカウト体制を強化しました。お役人の地方出張じゃないんだから、まじめにグラウンドに足を運んでいると思います。春は達孝太・ 森木大智・ 畔柳亨丞 ・小園健太あたりが注目されました。この半年でどれだけ成長したか、彼らに隠れた逸材はいないか、ちゃんと探してほしいと思います。せめて甲子園に来た高校生くらいはきちんと調べてほしいものです。

 昨年秋のドラフトは大卒投手2名、1位平内は出れば打たれて2軍暮らし、もう一人山崎伊織は手術して1年はリハビリ、その前のドラ1堀田は無名で故障持ちの高校生で、今まは育成扱い、ドラ2もいまだに一軍で投げていません。

 ほんと、お願いします。今年こそちゃんと伸びしろがあり、数年鍛えれば一軍に上がってこれるような活きがいい才能ある投手を見つけてくださいよ。この夏、しっかり高校生の投球をチェックいたします。決められなかったら、やっぱりワタシが指名リスト作りますよ。

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