つらつらとブログを更新しているうち、いつの間にか丸一年、300回を数えました。ワタシにしては、長続きをしているうちに入ります。何の目的もこだわりもないままに始めましたが、最近では、写真や出来事・その時の心象などを保管したアーカイブだと考えているのです。
コピペや受け売りをしないこと、原稿用紙で約4枚くらいの文字数にすること、出来るだけ過去の内容と重複しないことを自らの約束事にしておりますが、過去の話とダブらないというのは、少し自信が持てません。過去のブログを読み返すような暇も厚かましさもありません。それで、忘れて重複していてもいいにします。これを呼んだ方が、前にも同じような記述があったぞ、などと気づくようなことはほぼ皆無でありましょうから。
ヤフオクは、そろそろ店じまいです。首尾よく落札した書道用品が、4点ですがいずれも千円から1万円未満です。どれも、ガラクタレベルで「骨とう品」の範疇には入りようもない代物でした。端渓硯などは、おそらく似ても似つかないもののようです。
骨とう品には近づかないようにしてきて、その鑑定眼も専門的な知識もないど素人です。オークションも初めてですから安物や贋作をつかむのは必然です。そんななかでいくつかの経験や勉強もいたしました。
オークションに出る硯などの品物は、恐らく、①100年~1000年ほど昔の年代物でかつ美術品・希少性があるもの ②様式や素材は額面通りだが、近代に作られたもので現在でも製作されているような工芸品 ③年代物だが、普及品実用品で希少価値がない駄物 ④完全な模造品あるいはお土産品のように分類できます。
数十万円以上の高値で取引されるものは、①に該当するでしょうが、その中に③④が紛れ込むのでは、と思います。
ワタシは、はなから①のジャンルには手が出ませんから、②か③のもので、いくらかマシなものを数千円で集めてみようという控えめな姿勢です。間違っても価格で競ってエスカレートしないことだけを肝に銘じております。本物と思って落札して、それが偽物・贋作であったら、そのショックと甚大な損失が生じます。
端渓硯の年代物は、手に入るはずも無い、というのがワタシの結論であります。端渓のほうで採掘された石に似ている、とか、端渓だが、お土産物で売られている、あるいは使い古した年代物硯だが、端渓硯とは入れられない、という程度のものに甘んじるしかないのです。それで、硯の入札はお仕舞いとしました。
残るは、中古の書道筆と半紙などの紙類、篆刻印などの雑貨ですね。これらは間違っても5万円以上にはならない消耗品です。実際書道をやっていると、定期的に新たに筆を買い足すことになります。また、毎日の稽古で使う半紙・半切もすぐに100枚くらいは使ってしまいます。ですから、古い紙だろうが使用済みの筆だろうが使い道はあるので、無駄にならずに済みます。
しかし、それすらも、ワタシの相場感覚が貧乏くさいらしく、よそ様の後塵を拝する結果が続いておりますな。
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