植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

落花生を初めて育てて、食する

2023年10月17日 | 植物
昨日も今朝も4時半起床、夜には9時就寝なので、睡眠不足にはなっておりません。
昨日も忙しい一日でありました。起きたらすぐにパンをかじり、LINEやらなにやらのスマホへの新着情報をチェックしつつ「ツムツム」→6時前には仕事場のコンビニがある建物の2階へ到着→店舗外のゴミ拾いと植物たちの状況をチェック→PCに入っているメールチェック→ブログの更新→室内外のごみを集めてゴミ出し→仕掛中の公募展用篆刻の仕上げ→グリーンスナップ(植物の写真投稿サイト)への写真のアップ、コメントの返信→マイガーデンに戻って畑仕事→菩提寺に四天王が設置されたのでその名前を表示する為の代書→家内を連れて近所のショッピングセンターで昼食→以前頼んでおいた「老眼鏡」の受け取り→菩提寺に名前を書いた半紙を届ける。→安全保安協会の検査の立ち合い、宅配便の受け取り等々

こんな間に合わせのカードで、下手ですが、所詮は書作品ではなく案内書きなのでどうということもないでしょう

これが終わったのが午後3時半。ここからようやく自分の時間となります、というかここですでに燃料切れへとへとでテレビをつけたまま居眠り(笑)。

で、昨日の特記事項は「落花生の収穫」でありました。
お向かいのMさんから鉢に植えたピーナッツ(南京豆とも言いますね)の苗を頂いたのが約3か月前のことでした。Mさんの息子さんが仕事の相手先から頂戴した幼苗を育てていて、広がってきたために育てきれなくなってワタシに託した、というわけでした。ワタシはそれまで落花生など植えたことがありません。狭い畑ですが隙間に二つの苗を地植えいたしました。こんもり土を盛り少し間隔を広めにとって、適当にたい肥などを混ぜ込んだだけであります。

なにしろ、植える気もなく植えたことも無いので落花生の生態や栽培法など知る由もありません。ネットで調べてみると収穫時期は9月頃とありますが、植え時・育ち方でばらつきがあり、一度試しに掘り上げて、鞘に網目が出てなかったらまた埋め戻す、などとあまり見かけない記述もありました。

その落花生は、植えてみると匍匐性が強く横に広がっていきました。これは開花が始まるとその訳がわかります。小さく可憐な黄色い花が咲くと、キューっとその茎が伸びだし、地面に向かって根っこのように突き刺さっていくのであります。地面が近い方が早く届くということで花も地面近くで目立ちませんでした。あぁーそれで「落花生」という名前なんや、と気付いたわけです。普通は花が咲いて実が付く、だから地表に実がぶら下がる、と考えますわね。が咲くと下にちて行って土の中にえる、で落花生です。

それで、2週間くらい前から地中にある鞘をほじくってチェックしていたのです。ちょっとしたトリビアを。ピーナッツと落花生・南京豆の違いです。
・落花生は植物としての種類を指す
・ピーナッツは、落花生の殻から取り出した黄色い実そのもの
・南京豆は殻付きの落花生、または薄皮が付いた状態の豆をいう

そして、印材を彫る手を持ち替え、株元を掘り出しました。

これが想像以上の収穫量であったのです。印象的には「網目」に達していなのっぺりしたものも目につきましたが、。収穫時期を逃すと美味しくなくなる(固くなる?)と書かれていましたから、埋め戻すことなかろうと考えたのです。通常は1週間以上乾燥させると目にぶら下げるようです。しかし、「収穫したてを茹でて食べる」という表現に目が行きました。殻付きのピーナッツはいつでもどこでも売っていて食べられるが、掘りたてというのは記憶に無く、そうそう売っているものでもないでしょう。

そこで、お向かいの料理上手で手まめな奥様に連絡をとりましたら「茹でるからすぐ持ってこい」という話になったのです。Mさん宅からお預かりして育てるいわば「借り腹」でありますな。で急遽自宅に戻って掘りたての落花生をお向かいさんに渡したところ1時間後には、茹でたてのものが戻ってきました。
初めて食べるもので、その独特の柔らかい食感、ほんのり甘みのあるピーナッツは大層美味でありました。量に制限が無く、自分のカロリー制限が無ければいくらでもいけます。
全く農薬を使わず、さっきまで息があった南京豆を新鮮な状態で茹でたての熱いものを頂くのです。多分これは一部の生産農家さんしか味わえないものでありましょう。まだもうひと苗残っております。少し成長が遅いとみて収穫を延期したのです。あと2週間ばかりしたら掘り上げて、また茹でていただこうと思います。

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