懸案であったマイガーデンの薔薇の剪定作業にやっと着手いたしました。
冷たい風が吹く、自身が風邪をひいて発熱、心の風邪でやる気が起きない、といった理由から延び延びになっておりました。
準備するのはこれ、専用の鋏と、鋏の消毒液、切り口の保護のためのペースト「トップジン」であります。最初の作業が鋏の洗浄・研ぎ・消毒であります。鋏を分解し、汚れを落とし錆落としをして最後に消毒します。綺麗でよく切れる鋏を使うのが肝要なのです。
ワタシのバラ園は約50本のバラがあり、うち10本ほどが鉢植えになっています。ピークでは60本を数えましたが、繊細なバラを雑で忙しさにかまけているワタシが世話をするので、いつのまにか枯らしてしまいました。一番残念だったのが殿堂入りの美しいツルバラ「ピエールドゥロンサール」で、自分がこのコンビニの裏の緑地を庭園化しようと思い立った時に、真っ先に植えて、頭上に花が咲くよう、屋根付きトレリスに添わせたのですが、昨年枯らしてしまったことでした。
さてビフォーがこれでありました。
冬の花が残っていますがいつまでもほっとけません。
ワタシのガーデニングの師匠が家内で、その教えが「ひざ丈の高さまで切り落とす」でありました。ワタシも10年近くバラを育てて、全体のバランスや個々の苗の特性や成長度合いに合わせ、「ひざ丈まで、場合によって腰の高さまで」切りそろえていくことにしております。一番寒い時期に枯れ込んだ枝を落とし、病気の枝葉を除き、重なり合う枝は片方を短くするというちょっと大変な作業になります。
コツは、なんども鋏を消毒しながら、切り口は出来るだけ地面から水平にならないようにスパッと切る、であります。切り口が上を向くと雨水などが溜まって、そこから腐敗や病気が起きやすいので角度をつけるのです。黒点病になった葉っぱなどは全部落とし、花も蕾もカットします。丸坊主にしたらすぐに消毒剤のトップジンペーストを切り口に満遍なくなすりつけ、表面をコーティングするのです。
こうしても、そこから枯れていく枝もありますが、全部が枯れる訳ではありませんので、とにかく切り口という切り口に蓋をするのです。
身体がしんどいので休み休みしながら、なんとか一通り剪定が終わりました。
これからが実は重要なのです。
一昔前の刑事ものドラマでは、女の捜査官が容疑者を前に「とっとと吐いておしまい。」と自供を促すシーンがありますが、バラも「掃いてお終い」であります。切った枝葉をそのままにすれば見た目もうっとうしいし、草むしりに大敵なのです。バラには棘があり枯れ枝の棘は特に痛いのです。草を抜くのに力を込めた指に、バラの枝が隠れていたら声を出すほど痛みます。
そこで丁寧に剪定くず・枝を取り除き拾ってゴミ袋へ入れておくのがとても重要で欠かせないのです。
実は、まだ残っています。背後にアンジェラなど二本のツルバラがあるのです。これは環境が良く樹勢も強いので頭上に広く蔓延っております。これは長い剪定ばさみでバサバサと切っていくしかありません。
お天気が良く体調のいいときに、ま、そのうちにということにしておきましょう。
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