目がかすむのが日常化しております。
近似した表現ではピントが合わない、ぼやける、しょぼしょぼする、といったところで、いずれも篆刻など細かい作業やスマホを操作する上では厄介この上ない症状であります。
原因は一概に言えません。というより多くの要素が複合的にかみ合わさっているのです。目は脳の一部である、というのが医学界に限らず、ワタシら一般人さえ多くが知っている常識のようです。網膜は脳の一部が体の外に突き出してきた神経と言われており、外部の情報の8~9割を視覚から得て、脳と一体化して瞬時に判別するのだそうです。脳が疲れていると目もつかれる、目を酷使すると脳も酷使されいるのです。
また、視野に入った膨大な情報は、ほとんどをスルーして大事な部分のみを脳で認識し判断すると言います。いちいち空が青いとか車が走っているなど、見慣れた風景や形は、大方が脳がデータベースとして持っている記憶で代行するそうです。いちいち細部を目で見て何であるかを解析しないで「はしょる」のです。それで、目を開けて入って来る膨大な視覚データのほとんどを解析・記憶せずに済むのであります。
逆に言えば、目には何も障害が無くても、脳自体に問題が生じたり疲弊していると視力低下や目の痛み・疲れが出て来るということもあります。夜、確り寝ていても目覚めた時に目に違和感を感じたり、あたりがぼんやり見え、目の奥が痛むといった経験があるでしょう。眠っている間にも目は休めていないのです。
これに限りません。一般的に言われているだけで、パソコンのブルーライト、何かを凝視し瞬きが減ったり、涙の量が減ってドライアイになる。老化で目のピントを合わせる「毛様体筋」 が劣化する、ワタシのように勉強好き(笑)な人は、猶更であります。また、単純に眼鏡の度が合わない、レンズが汚れたり曇ったりしているというのもありますな(笑)
細かな作業を一日続けるとか、スマホやパソコンの画面を中止し続けると眼精疲労を起こし、末梢神経が傷つくといいます。神経が参ってしまって目の痛みやカスミが出て来るのです。これには、食生活や体調も大きく関わっているようです。
回りが暗い、照明などが明滅するなどの環境も影響するでしょうね。ひょっとすると大きな雑音や音楽の音も脳に悪影響を与えて、目に来ているかもしれません。
更に、高血圧・高血糖といった循環系疾患を患っていると目に症状が出ます。糖尿病になると真っ先に眼科検査を受けさせられるのはそうした理由によるものです。もう一つ、目そのものの病気も原因になります。乱視・近視・老眼などいずれも放置すれば当然目に負担がかかり、見えづらくなります。緑内障や白内障は物が見にくく成り、ぼやけて来るようです。
とまぁ、沢山の理由によって目がかすむので、ワタシも少なくとも老化・老眼から目の酷使、高血糖などの影響が複合的に合わさっていると想像いたします。というよりほとんどすべてが該当するので目がかすむ・ぼやけるのが当たり前なのです。
さて、そこでその改善と治療をどうするか。
真っ先に「病院にいけ」という考えが思い浮かびますが容易ではありません、なぜなら前述のように目がぼやけるのは、眼科、脳神経科、内科、循環器内科などにまたがって多岐にわたった原因があるからです。目がぼやける程度で、全身の精密検査を行うのは時間とお金も相当になります。例えば脳ドックは自費なら4,5万円はかかります。総合病院に行けば待ち時間も長く一日かかってしまいます。目がかすむ、ぼやける、程度の症状だと医師から、「忙しいのだからそんな程度で煩わさないで」と嫌味を言われるのがオチでしょう。
医者にかかるのは、目の異常で生活に支障が出る=見えなくなる・痛みがひどい、といった顕著な症状が出てからでありましょう。
そこで、民間治療・自力回復を図るしかありません。これは結局は「目に良さそうなもの」を片端から試すことと、目や脳を休ませる・いたわるということに収まります。
目を休めるのはワタシがこうしてブログを更新するとか、iPhoneでツムツムやったりヤフオクをチェックすることを自粛するということになります。目にタオルを当てて目を休ませるのがよかろうとおもいます。篆刻も少しセーブしなければならないか。普段園芸で、緑に囲まれ土を眺めているのはかなり良い効果が得られるでしょう。
次に目に言い食物を摂取する、であります。これは専門のサイトに多数出てきます。要はバランスよく肉や魚・野菜果物を食べる、に収斂するのです。特にいいとされるのは、鰻・青魚・ブルーベリー・牛乳・キノコ類・野菜であります。栄養素で言えば各種ビタミン、ルテイン、アントシアニン・DHA・
アスタキサンチンなどです。
ワタシは、野菜や果物で目に優しいブロッコリー、マルベリー(桑の実)・イチゴ類・ブルーベリーなどを栽培しておりますが、難点は時期でしか食べられない、年間を通じては口にできないということであります。また、アントシアニンなどは1時間ほどしか効果が続かないと聞きます。
そこで、これを補うために医者に処方されたビタミン剤を服用しております曰く「傷ついた末梢神経を修復し眼精疲労や肩こりを改善する」というものです。しかし、残念ながら暗示にあまり反応しないワタシには、これが効いているのかどうかあまり体感できない、とうのが実感であります。
先日、ついに次のステップ、サプリメントを試すことにしました。小林製薬の「ブルーベリー」とDHCの「ルテイン光対策」であります。一粒40円見当の値段で、計60日分あります。サプリ博士の家内に言わせるとこういうものは最低3か月試さないとわからない、のだそうです。あと30日分を追加で買ってこないとなりませんかな。
おっと、家内に頼んでたまには鰻を奮発してもらおう。