
先日、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーへ、フィリップス・コレクション展を見に行ってきました。この絵画展のパンフレットには、「アートの教科書」とのふれこみが刷られていましたが、この言葉通り、美術に関してはどしろうとの私も、どこかで見たことのある絵がたくさん展示されていました。今回の目玉は、やはり、ルノワールの「舟遊びの昼食」でしょうか。すばらしい絵でした。描かれている人の表情や、印象派独特のやわらかな雰囲気もすてきでしたが、なぜか私は、変なところに感心してしまったのです。それは、テーブルの上に描かれているグラスや瓶の透明感がすばらしくよく表現されていたことです。こんなことに注目してしまうのは、私だけなのでしょうか。。。今回、私にとって一番印象に残った作品は、モネの「ヴェトゥイユへの道」です。写真のミニ複製画を購入してしまったほどです。なんともいえない、夕暮れ時のあたたかな空気が描かれているような気がして、大変印象に残りました。それ以外にも、ゴッホの「アルルの公園の入口」など、独身時代に行ったフランス旅行を思い出してしまいました。絵を描くのはさっぱりですが、もともと印象派の絵は大好きで、パリのオルセー美術館に行ったときにはたいそう感激したものです。すばらしい絵をたくさん見ることができて、疲れた心を少しリフレッシュすることができました。たまには、絵画展もいいですね。