今日は大晦日である。
年越しそばを食べてすき焼きで締めるのが我が家の恒例である。
すき焼きにはビールが合う。
かっては遅くまで紅白歌合戦を見ていた。
この10年くらい、若い歌手をあまり知らないので早く寝るようにしている。
戦前生まれは年々少なくなる。(それだけ戦争の悲惨さを知る者が少なくなることだが)
改憲論議はいろいろ議論すればよいが、憲法9条の「戦争放棄」は絶対に変えてはいけない。
この点に関しては頑固な「保守主義者」である。
300万人の日本国民及び2000万人以上のアジア諸国民の命を奪った戦争に対する痛烈な反省と平和への熱い願いが、憲法9条には込められている。
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」
今の自衛隊は世界でも10位以内に入る戦力を保持しており、憲法を素直に読めば違憲である。
しかし「自衛のための戦争」は、認めるというのが現在の解釈だ。
ところがその自衛を逸脱する「敵基地攻撃論」はかなり危ない議論なのだ。
日本は陸続きの国境がない。
要するに島国なのだ。
しかしこの条件は「平和を守る」うえで、なんと恵まれていることか。
「平和の理想を高く掲げて」、よく訓練された自衛隊があれば、他国は容易に攻めてこれないはずだ。
若しいたずらに危機感をあおるような議論を仕掛ける者がいるとしたら、何らかの意図があるのではと疑うべきだ。