行雲流水の如くに

米軍キャンプハンセンにおけるコロナクラスター発生問題を問う

沖縄県の米軍海兵隊基地キャンプハンセンでコロナクラスターが発生している。

29日現在で272人だという。

この問題に対する日本政府の及び腰は何とかならないものか?

日本の空港では水際対策と称して極めて厳しい制限を課している。

ところが米軍基地には何の制限もかからない。

 

なぜそうなるか?

日本における米軍基地は「治外法権」で、日本国土にアメリカの国土があるようなものだ。

さらには、「思いやり予算」という俗称で、年間2千億円以上の経費を負担している。

(思いやり予算を同盟強靭化予算へ変えるらしい)

 

今回発生したとんでもない事態とは、

新型コロナクラスターが発生したアメリカ軍の部隊が、日本へ向かう前にPCRなどの検査を実施していなかったことだ。

そう報告された岸田総理は「厳しく抗議しろ」と珍しく怒りをあらわにしたという。

しかしこの怒りも一過性のものであれば虚しい話だ。

本来は腰を据えて「日米地位協定」の見直しに取り組まなければならない。

さらにはいつ完成するかわからない「辺野古基地建設」も一旦中止する位の覚悟が必要だ。

 

私が、もう一つおかしいと思っていることがある。

安部・高市を中心とする自民党右派議員とそれを取り巻く保守と称する?評論家たちがアメリカに対してはからっきし意気地がない。

借りてきたネコのようだ。

もしくはご主人様の陰に隠れて吠える意気地ない?犬のようだ。

少しはこの問題について何とか言ったらどうだろう。

 

真の保守論客と言われる西尾幹二の言が鋭い。

今の日本で「保守」の名の上に胡坐をかいている自由民主党とその指導者たちーーたいがいは2世3世議員で、努力しないで栄冠を勝ち得ているリーダーたちーーは本物の保守の正しい条件を示されれば、いかに「保守」の名に値しない人々であるかを思い知らされるでしょう。


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コメント一覧

megii123
楕円と円さん
安部第二次政権以降、この国は経済力のみならず精神の上での退化が著しく進んでいます。
それは、事実にまともに向き合わず「ごまかす」ことで逃げ切れるからです。
国民も反省する必要があると思います。
「おかしなことはおかしい」と言い続けなければならないと思います。

本当に最近の「台湾海峡危機論」は深みの無い情けない議論です。
ご指摘の党派に関わらずまともな人材を選ぶというのはその通りですね。
dsnchar1
つくづく情けない国に住んでいるのだなぁと思うことの一番です。
それで済むうちはまだしも、何かの弾みで「自衛隊を出せ」と言われたら多分そうすると思うとゾッとします。党派に拘わらずまともな人材を選び、政治家として育てることから始めなければならないとの思いを強くするこのこの頃です。
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