「桜を見る会前夜祭」についての安倍首相の「嘘」が確定した。
この嘘を確定させたのは、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」だ。
このホテルは「ANAホールディング」(旧全日空)の関連会社と思っていたが、今は違う。
2007年にモルガンスタンレーグループに売却していた。
やはりそうであったかと、今回の言動に納得した次第である。
外資系ホテルは「忖度」などしないのだ。
立憲民主党の辻元議員は、ホテル側とやり取りして、文書で回答を得た。
①明細書は必ず発行する②宛名なしの領収書は発行しない③個々の客とおカネのやり取りはしない
これに対し安倍首相は、ホテルに電話して上記の話はホテル側は一般論として答えただけだ。安倍事務所の件は「個別の話」、一般論には該当しない。個別の話だから内容は開示できないの一点張り。
安倍晋三の腹は今までの成功体験で「嘘はついたほうが勝ち」で逃げ切ろうとした。
ところがホテル側は、
「個別の案件については営業の秘密にかかわるため、回答に含まれていない」と申し上げた事実はない。
完全否定したのだ。これで安倍晋三は完全にアウトだ。
野党4党の国対委員長で対応を協議。
首相に書面での回答を求めることを確認し、午前中の国会審議を拒否している。
これからは我慢比べになるが、安倍首相の説明は完全に破綻している。
野党側は「徹底抗戦」の構えを崩すべきではなかろう。
西郷南洲遺訓
「万民の上に位する者、己を慎み、品行を正しくし、驕奢(きょうしゃ)を戒め、節倹を勉め、職時に勤労して、人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思う様ならでは、政令は行われ難し。」