行雲流水の如くに

統一教会とのつながりを隠さなくなった安倍元首相

今の50代以上なら「統一教会の霊感商法」や「集団結婚式」などははっきり覚えているはずだ。

しかし20代や30代の人にとっては、統一教会と言われてもピンとこないだろう。

ましてや「世界平和統一家庭連合」などと言う名称でこられたらコロリと騙される。

 

問題はこの名称変更があまり大きな問題にされずにすんなりと通ってしまった。

2015年、安倍政権下の文部大臣だった下村博文が、ボス(安倍晋三)の意を受けて文化庁の部長クラスに指示を出したのだろう。

もっとも文書で残っていないから闇の中だ。しかし状況証拠を集めればそうなる。

しかしこのころはまだ政界関係者(特に安倍周辺)は、ひそかに行動していた。

一方で信者への過酷な収奪は続いていたのだが。

 

ところが2021年になると安倍元首相は「ついに隠さなくなった」

もしくは「タカをくくっていた」

堂々と旧統一教会の関連団体の集会にビデオメッセージを出したのだ。

BSTBS報道1930より

このメッセージが凶行に及んだ山上容疑者の目に留まった。

「統一教会の一番有名な広告塔」にターゲット絞ったのであろう。

 

第二次安倍政権以降、文科大臣のポストは殆ど安倍派で占められている。

宗教法人をウオッチする立場にあるのが文科省だ。

「統一教会」、「創価学会」、「神道連盟」などを監督する立場だが今やお互いが利用し合っている。

欧米の政教分離というのは、

「教会が政治にタッチするな」にある。

多神教文化の日本ではこれが逆になる。

逆になるというよりもなぜ分離しなければならないかの歴史的流れを理解していない

いずれにしても「政治と宗教の関係」は、ここで良く整理する必要がある。


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