米ミネソタ州で白人警官が黒人男性を死なせた事件をきっかけに全米でデモが発生している。
そのデモの矛先はトランプ大統領だ。
本来であれば黒人と白人の対立に割って入って、なだめ役に回るのが大統領の役割だ。
しかしトランプは、扇動的な言動を続け、軍隊を出動させるようなことも言う。
彼のようなタイプは、アメリカ国民にも世界の協調にも益なし。
新型コロナウイールスの対応でも完全な失敗だ。
しかしその失敗の責任を中国にかぶせて、自らの責任逃れ。見苦しいの一語。
さすがに共和党からも批判が出始めた。
さらには今年再選に臨む現職議員は、トランプと距離をとり、選挙のためのビデオ広告に大統領が全く登場しない。
上下両院とも共和党苦戦の様相だという。
トランプ離れが目立つのは、65歳以上の高齢者層、白人女性層だ。
高齢者層や白人女性層はコロナ対策の不備に不満があり(健康への関心は高い)トランプ離れ。
全米では民主党のバイデン候補が5~7%リードだという。
もっとも米国も日本と同じで、有権者の半数が投票に行かない。
だから自分の支持層をがっちり固めれば再選の可能性はある。トランプはそこを狙っているのだろう。
しかしあまり見たくない顔だ。
テレビに安倍晋三やトランプが出るとチャンネルを切り替えるようにしている。
コロナの憂さを晴らす一つのやり方だと思っている。