岸田政権の支持率はもう打つ手なしの状況だ。
3人の副大臣や政務官が相次いで辞任。
まさに「適罪適所」というべきか。洒落にもならない。
それにつれて、自民党の支持率もじりじりと下がりつつある。
自民党は、新自由主義(勝者総どりの思想)と復古主義的価値観(それも戦前の)に汚染されているのを国民に見透かされた。
一方の野党だが、まとまれば確実に政権交代は可能だろう。
ところが四分五裂していてまとまりきれない。
連合の芳野会長が立憲民主や国民民主に口を出す。
立憲民主は共産党と組むな、国民民主は自民党と組むな。
さすがにプライドのある小沢一郎が政治の在り方を語る。
「選挙は勝たなきゃいけない。彼女(芳野会長)の言う通りやって自民党に勝つなら言う通りやるし、それで勝てないならもうちょっと知恵を出さないといかん」
維新は地方選のあたりまでは勢いが良かったが、その後不祥事が噴出しさらには関西万博の予算オーバーはダメージだ。
ジリジリと支持率が下がっており選挙ドットコムの11月ハイブリッド調査(電話とネット)によれば立憲に抜き返された。
関西では強いが全国ではそうでもない。それと主張は自民党よりも右寄りだから限界がある。
野党のまとまりを作るのは「清濁併せのむ」小沢一郎流の「知恵を出す」やり方に期待せざるを得ないのか?
しかし、最後は有権者がどう選択するかにかかるだろう。