黒田日銀総裁は子どものころ、「穏やかでおとなしい」子であったらしい。
しかしそのおとなしい子も、80歳近くになると「頑固で言いだしたら人の言うことを聞かない」ようになる。
就任当初「異次元金融緩和」と称して、消費者物価は2年で2%位すぐ上がるというご託宣だった。
しかし10年近くたっても一向に実現せず「未だ道半ば」が口癖になった。
ところがここにきてプーチンのせいでエネルギー価格は上昇、さらにアメリカの金利上昇による円安で消費者物価はうなぎのぼり。
体感温度は前年比5%くらいになっている。
しかしこんな状況でも「異次元緩和」を続けるようだから、「未だ道半ば」なんだろう。
岸田首相はどうも経済音痴のようだ。
3世議員だからまともに勉強しなくても親の地盤を引き継げる。
趣味は「酒と広島カープ」らしい。確かに広島にはおいしい地酒がある。
(友人に広島出身者がいて、神田にある広島の地酒を飲ませる居酒屋に良く行った)
岸田首相は、先日黒田日銀総裁と会談したようだが、いいように言いくるめられたのだろう。
しかし財務省は、頑固な黒田総裁に手を焼いている。
日銀が金融緩和維持を発表して円安に振れた時に、堪忍袋の緒を切らした財務省が円安介入に踏み切った。
これは重要なシグナル。日銀包囲網が徐々に狭められる兆しであろう。
いずれにしても黒田総裁の任期は来年4月5日までだ。
年が明ける頃には、政策転換の兆しが現れるのではなかろうか。