ウクライナの反転攻勢が始まったようだ。
とりあえず形成作戦(シェイピングオペレーション)を実行している。
本格反転前の準備段階と位置付けられるものだ。
ロシア領内への親ウクライナロシア人組織の侵入、ロシア軍の兵器庫や司令部への長距離弾発射などがそうだ。
またモスクワ周辺へのドローン攻撃もその一つであろう。
ここへきてロシア軍占領下のロシア南部カホウカダムが破壊された。
今のところロシアがやったともウクライナがやったとも断定できないが、おそらくロシアであろう。
このダムを決壊させることでウクライナ軍の反転攻勢を阻止できると踏んだのだろう。
住民の困窮やザポーリージャ原発への影響、そしてクリミア半島への水供給など様々な影響が出るのだ。
「貧すれば鈍す」というが追いつめられるとやることが見境なしだ。
ウクライナ軍が、昨年2月にロシア軍が侵攻を開始した地点まで押し戻さないとこの戦争は終わらないだろう。
現状段階での停戦など望むべくもない。
当面、ウクライナ軍の反転攻勢が成功するかどうか、注目したい。