ロシアのプーチンがウクライナに侵攻してから1年がたった。
西側諸国を中心に非難ごうごうであるがプーチン大統領の支持率は80%以上あるという。
次のような格言がある。
皇帝に仕えて生き残る者とは、必要なら逃げ、出しゃばらぬ者たちだ。
確かにプーチンへの非難を少しでもすれば、いつの間にかいなくなって消息不明になる。
これでは怖くて非難などできまい。
一方、この状況を世界の皇帝志願者が様子を窺っている。
対応を間違えれば小型プーチンが増殖するのだ。
人民の自由と言う天の恵みは毎日採取せねばならず、さもなくばすぐに腐敗する。
アメリカの奴隷制度廃止運動家のウェンデル・フィリップス
日本もある意味でアメリカから与えられた民主主義(まさに天の恵みであろう)を、所与の条件として安閑として過ごしていると危ない。
安倍・菅・岸田と3代にわたって国会の形骸化が著しい。
自民党は決して強くないのだが、公明党と言う下駄をはいてかろうじて立っている。
ところがまとまらなければ勝てない野党がまとまれない。
10割蕎麦(小麦粉のつなぎを入れない)のように粋がっている場合ではなかろう。
マスメディアの役割放棄が「暴政」へ火をつける。
防衛費の倍増に岸田政権は舵を切ったが、この問題についてテレビのワイドショーでは相変わらず井戸端会議レベル。
骨太の防衛論議を尽くすメディアは殆どない。
防衛費は昨年対比で今年度予算は26%近くのアップだ。
一方その他の予算はほとんど横ばい。
日本もプーチンの後追いをするのか?
防衛費に回す予算を「国民生活の防衛」に回すべきだ。