この国は第二の敗戦を迎えようとしているのか?
国民の8割が反対している「五輪開催」を、菅政権は無謀にも突っ走るつもりのようだ。
開催の権限はIOCにあるから日本政府はその決定に従うのみという筋立て。
開催するとしても「無観客が最低条件」だろう。
しかし組織委幹部の声として、「総理が観客にこだわっている」とか。
菅首相には、主権国家としての「誇り」は何もないようだ。
あるのは責任はとりたくないという「逃げ恥」だけか。
ある意味無能とも思える首相が、無謀な突撃を行うのを、国民は黙って見ていなければならない。
「隠ぺい、改ざん、破棄」を繰り返した安倍・菅政権を絶対的多数の与党に据えてきた国民の甘さのつけが回ってきたのだ。
有権者の四分の一しか支持を得ていない政党が絶対的多数を占める選挙制度に問題があるのだが、今これを言ってもせん無いこと。
10月までに必ずある衆院総選挙でけりをつける必要があるだろう。
それでも、日本人は「戦争」を選んだ 加藤陽子東大文学部教授
1937年の日中戦争のころまで、当時の国民はあくまで政党政治を通じた国内の社会民主主義的な改革を求めていた。
民意が正当に反映されることによって政権交代が可能となるような新しい政治システムの創出を当時の国民もまた強く待望していたということです。
社会民主主義的な改革要求は既存の政治システム下では無理だということで、擬似的な改革推進者としての軍部への国民の人気が高まっていったのです。