しかし中身はとても褒められる内容ではない。
輸入の減少により押し上げられたもので、この要因を外せば成長率は0%近傍であろう。
懸念要因の第一はやはり米中貿易戦争である。
今の段階では長期戦になりそうだ。中国経済の落ち込みは避けられないだろう。しかし壊滅するというのはあり得ない。
米国以外の国の開拓や内需喚起で乗り切ろうとするからだ。
第二の懸念材料は日米の貿易交渉だ。
自動車に25%の関税をかけられたらかなりこたえる。黒字の8割は自動車だという。
安倍首相はゴルフや大相撲観戦でトランプのごますりに専念するようだが、あまりみっともない真似はしてほしくない。
TPP並みまで牛肉の輸入は関税を下げると、最初から白旗を掲げてしまった。
農業県の怒りは静かに潜行している。参院選で晴らすべきだろう。
第三は10月に予定されている消費税の増税だ。
今回のGDPのプラス成長で逆に先送りが難しくなってきた。
しかし最後は「政治判断」だ。
安倍晋三にとっては予定通り実行も先送りでもぎりぎりの決断が迫られるだろう。
しかし安倍政権の6年間で日本は一向に良くなっていない。
異次元の金融緩和と日銀・年金機構を利用した株の爆買いで見せかけだけを良くしているだけだ。
栄養剤をしこたま飲んで走りこんでも途中で倒れる。
地道な日々の走り込みがゴールに到達できる唯一の道だ。
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