二階元幹事長が書籍代に3500万円も支出していたことが話題に上った。
よっぽど「本好きなんだ」と思ったがよく聞いてみると、出版元から大量に購入していたという。
そのカネの出どころは「政策活動費」だが、もともとは税金だ。
その本は選挙区以外に配ったという。
選挙区で配れば法律違反だから逃道を用意しているわけだ。
実際のところ、確かめる記者はいないと思っているのだろう。
案外「赤旗」の記者は調べるかもしれない。
悦んだのはこのようなヨイショ本を書いた評論家(大下英治氏など)と出版元だけか。
二階元幹事長以上に悪知恵に長けていたのが安倍晋三元首相だ。
出版された本は、「週刊ランキング」に載るので販売上位に来れば注目される。
小川栄太郎著の「約束の日」という安倍晋三ヨイショ本は、政治団体晋和会が新宿紀伊国屋で大量に購入した。
出版社は幻冬舎で社長は見城徹。
各地域の有名書店からも大量に買っていたようだ。
いろいろな意味で安倍晋三という政治家はマスコミ操縦に長けていた。
まんまとそれに振り回された国民はいい迷惑であった。
安倍・菅・岸田と続く「倫理観無き腐敗政治」と、
この辺で訣別すべき時期であろう。