大阪が医療崩壊寸前だという。
このような状態を作り出したのは、過去10年にわたる新自由主義的な大阪維新の政策が原因であろう。
しかるにそのような反省もなく橋下前大阪府知事は、テレビで「大阪府民の自粛が足りない」などの放言。
吉村知事は、打つ手無く完全にギブアップ。
せいぜいやることと言えば、通天閣に赤信号をつけることと、全国の知事に看護師の派遣要請だ。
2012年橋下徹氏が大阪市長だった時、
「運転手、看護師、保育士、給食調理員、警備員ーーーここが民間に比べて物凄く高い。大阪市では、ここの組合に応援を受けていた平松前市長まで、全く改革できず。僕が市長になってから、現業職の給与見直しをやっているが民間ときちんと比較できる物差しがない。これは国を挙げてやる問題だ」 リテラ
この後、医療福祉を切り捨て。公立病院や保健所を削減したほか、医師・看護師などの病院職員、そして保健所など衛生行政にかかわる職員を大幅に削減した。
吉村・松井行政の問題点は、地道な医療行政の立て直しを図ることなく、パフォーマンスに明け暮れている。
そして最悪の選択が11月に「大阪都構想」に入れあげて住民投票を行ったことだ。
はっきり言って論外。自分たちの政治目的のために住民の暮らしと生命をないがしろにした。
大阪を中心とした関西圏は、東京を中心とした関東圏とは違う軸を持っている必要がある。
台風や地震などの災害あるいは今回のようなコロナ過の発生が起こって、首都圏が身動きできない状況になった時に、関西圏は補給基地にならなければならないのだ。
しかるにそんな意識もなく新自由主義的政策に入れあげ、安倍・菅政権にすり寄って甘い汁を吸おうとする。
そしてとどのつまりが自分たちが立ち往生して全国に「SOS」を発信する。
橋下、松井、吉村各氏には猛省を促したい。