行雲流水の如くに

会長決まらず座長で行くという安倍派、日本型組織の典型だ。

自民党の安倍派は100人の規模を誇る第一派閥だが、1年を過ぎるが未だに後継者が決まらない。

要するに、後継者はどれも「帯に短したすきに長し」か、「どんぐりの背比べ」なんだろう。

そこで何とか格好をつけたのが、塩谷座長と5人衆を中心とする「常任幹事会」で話し合っていくということだ。

(松野博一・高木毅・西村康稔・萩生田光一・世耕弘成)

 

山本七平によれば、「日本型組織」における物事の決め方は、「当事者同士で話し合って決める」やり方だという。

「もう1年経ったのだから会長は多数決で決めようや」などとは絶対ならない。

大企業でも町内会でも似たようなものだ。いつの間にか決まっている。

今回の決定で大きな不満を持ったのは下村会長代理だ。

早くも分裂含みの観測が出ている。

 

5人衆の後見人を自称?するのが森喜朗元首相だ。

安倍派の後継会長は、森元首相だという笑えないジョークが本当らしく聞こえる。

この人は知性はありそうに思えないが、誰が物事を決めるキーパーソンかということをかぎ分ける動物的感を持っている。

今回、安倍派を仕切ろうと思ったら「誰が入閣するか決めるパワー」を持つことだ。

岸田首相と同窓だというパイプが物を言う。

塩谷座長より森元首相にごまをすった方が確率は数段高い。

 

しかし自民党の最大派閥が、江戸時代よりもずっと前の鎌倉時代に確立した「決定方法」をいまだに踏襲している。

「日本的うやむや」のスタイルから抜け出せないようだ。


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コメント一覧

megii123
飲兵衛さん、こんにちは。
このところの都都逸、さえていますね。
のん兵衛さんの写真によく出てくる踊り子さんをみながら、ほろ酔い気分で歌うのも良しですね。

塩谷座長は選挙に弱いのですか?
有権者はよく人物を見ているようです。
おっしゃる通り、安倍派は分裂したほうが面白いし、そのほうが日本の政界にとっても良いでしょう。
megii123
べつらさん、こんにちは。
安倍晋三自身が「歴史修正主義者」というよりは、歴史の勉強をしていないがために統一教会レベルの思想にどっぷりと浸っていました。
ボスがそのような状態ですから、派閥の人たちも似たようなものです。

御指摘のように「日本のことより自分のことばかり」でしょう。
suishaalbum
行雲流水の如くにさん~お早うございます。

安倍派の後継者が決まりませんね~。
本来なら飲兵衛の選挙区の塩野谷(静岡8区・当選10回)
になるはずなのですが、
この人は実に選挙に弱くて、かっては民主党の北脇、鈴木、斉藤議員
に次々と負けて比例復活したり、
前回の選挙も立憲民主党の源馬に破れ比例復活という誠に
不甲斐ない人物なんです。

さすがに最大派閥の会長に比例復活の議員では駄目ということで、
次世代の5人組になるのだが、これがいわば「どんぐりの背比べ」
で「帯に短し襷に長し」の状態のようです。

そこで都都逸など。

♪チトンテトシャン(これ三味線の音)

 毛利~公でも
 手に余~るかも
 こいつぁ~困った
 五本の矢

ミハー爺さんの飲兵衛、この際安倍派が分列すると面白い
なんてつい思ってしまいます。
bellavoce3594
重要文書の「黒塗り」はお得意のようですが・・・
それと誰にもわかる「黒」を「白」としらばっくれるのも。
マイナーカードでも一般の人たちが疑問を持つと「では日本国籍を返上したら」という元海保の元国士もいますし、この人たちは善悪が理解できないようです。また安倍派の人材?も「選挙のおこぼれ」で集まっただけの人たち。日本のこと?何も頭にありません。
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