行雲流水の如くに

大相撲の在り方を考えるーー貴景勝の生きざま

貴景勝と照ノ富士の優勝決定戦は見ごたえがあった。

貴景勝は本割で裏返しにひっくりかえされた。普通はここで意気消沈してしまうのだが。

決定戦では低く当たると強烈な押しで照ノ富士を押し出した。

「無心で当たること」を心掛けたという。

 

大関昇進伝達式で述べた言葉。

「大関の名に恥じぬよう武士道精神を重んじ感謝の気持ちと思いやりを忘れず相撲道に精進してまいります」

しこ名の景勝は、戦国武将上杉景勝からとったという。

今どきの若者にしては浮ついたところがない。今後精進して立派な横綱になってもらいたいものだ。

 

今場所目に付いたのは休場した相撲取りが多いということだ。

相撲協会として何らかの対策を講じるべきではないか。

例えば①現在年6場所だが年4場所にする。②土俵下に転落した際の安全策を考える、などだ。

 

 

武士道というのは「縦の道徳」だ。そして強さを求める。

貴景勝を評価したいと思うのは、「武士道精神を重んじ」という一方で、「感謝の気持ちと思いやりを忘れず」と述べている。

人を愛するという「横の道徳」をも考えていることだ。

 

勝つことだけに集中しすぎると、体も心も固くなる。

日本的なものは、「勝つ事」と合わせて「美しさ」も求めているのではないだろうか。


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