AI(artficial intelligence)は人工知能と訳されている。
人間の知識、推論、学習能力をコンピューターに託す技術。
このところやたら横文字が増えて、そのうえパソコンやスマホが扱えないと「化石人間」扱いだ。
「昭和のやり方」などと昭和を揶揄する人たちも出て来て何かと腹立たしい。
しかしほどほどに扱えないと「負け犬の遠吠え」になってしまう。
AI研究者のメレディス・ウィテカーの主張は小気味よい。
近年のAIをめぐる進展の背景にあるのは、機械学習の新たな科学的技術などではなく、データーとコンピューターの計算資源が少数のアメリカのテック企業に集中している現状であり、彼らや中国によるAI市場の支配です。つまり、最近の現象が意味するのは、AIの看板をかぶったテック企業の支配力なのです。
彼女はグーグルの研究部門で責任者を務めたのでテック企業の本音がわかるのだろう。
AIの進歩の裏に「権力集中」という問題があることを鋭く見抜いている。
私も何回か使ってみて感じたことは、
「巨大なインフラ設備で運営される大規模統計システム」だということだ。
私がどんな項目を検索したかなどは、きっちり把握されているのだろう。
手塚治虫さんの御子息手塚眞さんの言葉がぴったりくる。
(AI利用の漫画制作プロジェクトを立ち上げている)
現在は、AIなど科学技術は、非常にカオスな状態でもあります。「すべてに対して疑いの目を持ちながら、それをどうすればうまく使っていけるのだろうか」といろいろ考えていくにはちょうど良い時期が来ています。