アメリカの大統領選は、予想通りバイデン対トランプの戦いになる。
倫理観とか遵法精神の無いトランプの4年間は、民主主義国家といって良いのか疑問符がつくケースが度々あった。
バイデンのやり方はトランプよりは穏健で予測可能な政治が続いた。
トランプになった時のリスクとして一番大きいのは、「アメリカファースト」で世界秩序を無視することだ。
気候変動無視やロシア放任が怖い。
トランプは、「プーチンにやりたい放題やるように促す」と発言している。
それにしてもトランプのような人物が共和党の大統領候補に選ばれるとは理解しがたいものがある。
いくら欠点が多くても力強い言葉(虚偽かもしれないのに)で引っ張ってくれる人物に票を投じるのだろうか?
もっとも日本でも「裏金議員たち」は、記憶にないを連発して逃げまくり、最後には開き直りだ。
似たようなものか。
バイデンの一般教書演説での締めくくりの言葉が良い。
この年齢になるとはっきりとわかることがある。私は人生から、自由と民主主義を重んじよと教えられた。しかしいま、私と同年代の人々のなかに、異なる物語に目を向ける者がいる。恨みと復讐の物語だ。
若かろうが老いていようが、私は何が不変かを知っている。我々の国が直面している問題は、我々が何歳かではなく、我々の考え方がどれだけ古いかだ。憎しみ、怒り、復讐、報復は最も古い考え方に属する。我々は後戻りさせる古い思考で米国を導くことはできない。可能性の国・アメリカを率いるのは、未来へのビジョンが必要だ。