行雲流水の如くに

後手に回った「新型コロナ」対策ーー政府の出来ることをまずやるべきだ

政府の対応は明らかに後手に回り迷走している。

本来は省庁横断的に横ぐしを指すと同時に、強力な司令塔(首相もしくは副首相がヘッド)を立ち上げるべきであった。

ところが厚労省にほぼ丸投げ、その厚労省も感染症対応に不慣れの様子で右往左往するばかり。

あるまじきことに厚労省の役人が感染したという。何とも情けない対応だ。

もっとも強力な司令塔と言っても、かいざん・ネツゾウ・隠ぺいを専らにしてきた安倍官邸ではまともな案が出てこない。

そしてまたいつもの悪い癖が出始めているのではないかと疑いたいケースがある。

 

①PCR検査がどう考えても少ない

18日から24日までに行った検査が6300件1日当たり900件程度だ。(日本全国で能力は1日当たり3800件あるそうだ)

感染者の数を増やしたくないために、検査することを意識的に抑えているのではないか?

韓国でさえも1日約5000件行っている。

全国各地で検査してもらいたいという切実な声がたくさんあるのだが、なんだかんだと言って検査してもらえていないケースがあるようだ。

まず政府がやるべきは検査体制の拡充である。

厚労省マターにしているからこうなる。文科省や防衛省、総務省などに予算をつけて強力に推進すべき。

文科省の萩生田大臣や防衛省の河野大臣などは他人事と思っているのか?

この検査に対する保険適用もようやく来週からできるようにするとのこと、これも遅くて論外だ。

 

②感染者を隔離する病床を早急に拡充すべき

これも大胆に予算をつけなければ前に走り出すことができない。

財務省の出番。麻生太郎ぼーっとしていてはだめだ。

患者数をなだらかに増やさないと医療体制が崩壊するなどと言って、感染者に我慢を強いるようなやり方は限界がある。

 

③政府は自分たちが出来ることはすべてやってその上で国民にいろいろな要請をすべきなのだ。

イベントを中止要請をした舌の根が乾かないうちに安倍晋三は昨夜も経済人と会食をしている。

小中学校も休校にしたのだから少なくとも関係閣僚は自粛すべきだ。

それくらいの覚悟が無くてどうする。「喝」である。


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