岸防衛大臣がいつになく激高してツイッターに投稿した。
「自衛隊大規模接種センター予約の報道について。今回、朝日新聞出版AERAドット及び毎日新聞の記者が不正な手段により予約を実施した行為は、本来のワクチン接種を希望する65歳以上の方の接種機会を奪い、貴重なワクチンそのものが無駄になりかねない極めて悪質な行為です」
さらに実兄の安倍晋三前首相が次のような投稿、
「朝日、毎日は極めて悪質な妨害愉快犯と言える。防衛省の抗議に両者がどう答えるかが注目」
これだけ読むといかにも朝日新聞や毎日新聞が悪いように思われるが、実態を掘り下げるとそうでもない。
すぐさま立憲民主党の枝野代表が反論した。
「システムの欠陥を指摘したメディアに”早い段階で気付かせてくれてありがとう”というのが本来の姿だ。意味不明な対応をしている」
では2社はどんなことを行ったのか?
取材目的で架空情報を使って接種予約。システム不備が判明した。
システムの不備が判明したのでその予約はすぐ取り消したという。
防衛省にはシステム構築などのノウハウはないので、竹中平蔵が顧問の会社に丸投げ。
しかしこのシステムがとんでもない代物でセキュリテイが全くのノーガード。
今もやっているかどうかわからないが「暮らしの手帳」という雑誌があった。
新しくマーケットに出された商品を厳しくチエックして消費者から喜ばれていた。
朝日、毎日の行ったことはメディアとして当然の行い。
「とんでもない商品」を作って、それを指摘され逆切れする様はあまりにもみっともない。
防衛省こそ自らの過ちに気付いてシステムの改修を早急に行うべきであろう。
安倍晋三は、江戸時代であれば「閉門蟄居」の身。
森友、加計、「桜を見る会」など未だに疑惑が燻っている。
大きな顔をしてメディアたたきなどできる立場ではあるまい。
これからのメディアの役割は「調査報道」だ。
今回の朝日、毎日の記者魂を評価したい。