自民党の岩盤支持層と言えば、各種の業界団体と共に、中小事業者の経営者たちである。
その関係は票と補助金(要はカネ)とのバーター関係である。
それなりにもちつもたれつの関係。
ところがおそらく自民党内で衝撃が走ったのは、北九州市の市会議員選挙ではなかろうか。
22人が立候補して6人が落選したのである。
他党は候補者全員当選か増加しているところもある。
コロナ過で一番ダメージを被っているのは、中小の飲食関係の業者であろう。
安倍・菅政権は、自らの無策を棚に上げて「いわゆる夜の街関連」などという呼び方で、コロナの罪をなすりつけた。
時短制限をかけるなら手厚い補償をすべきなのに(しかも簡便な方法で)やってるふりだけ。
さらには要請に従わない業者には罰則を科すなどとの戯言。
この怒りは選挙で表すしかない。それが自民党の議員に向かったのではなかろうか?
そして皆が苦しんでいる最中に、銀座の高級クラブではしご酒をしていた議員が出た。
自民党だけかと思ったら公明党までが遊びまわっていた。
公明党は自民党と連立を組んで明らかに変質した。(悪くなった)
連立を離れて本来のスタンスに戻るべきではなかろうか。
清廉潔白な旗印はどこへ行ったのか?
このところのコロナ過で人々の心が何となく荒んで見える。
こんな時こそ、
花は半開を看(み) 酒は微酔に飲む
北海道弁で言えば「いんでないかい」もしくは「なんもだ」